勉強法
高校入試は苦手教科克服が合格の鍵!
「苦手教科を勉強するのは面倒」「得意教科で勝負したい」そう考えている人は多いかもしれません。しかし、苦手教科を克服することこそが高校入試突破の鍵であり、合格の決め手となります。
高校入試に向けて苦手教科の克服が必須の理由3つ
高校入試において、苦手教科の克服はなぜ必要なのでしょうか? 得意教科を伸ばすだけでは合格という勝利をつかむ可能性が下がってしまう、その理由をここでは説明します。
内申点が取れなくなる
苦手教科があることで、目標の内申点に到達できない可能性が高くなってしまいます。
内申点は定期テストの点数だけで決まるものではありませんが、特に主要5教科でウエイトが高いのは定期テストではないでしょうか。日頃から大きく穴をあけるような教科をつくらず、苦手であっても大多数の人が取れる部分は確実に点を取るように意識しましょう。
得意教科で万が一大きく失点した際に挽回できない
得意教科がある場合、そこが得点源になり、モチベーションにつながっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、入試に「絶対」はあり得ません。万が一何かのミスで、得点源である得意教科で大きく失点してしまった場合、苦手教科が苦手なままでは挽回することがきわめて難しくなります。
苦手教科をなくしておけば、万が一のときにも落ち着いて対処することができます。
他の教科に影響を及ぼし、やる気を削ぐ可能性がある
個々の教科は、実は他の教科の学習にも関連しています。ひとつの苦手教科がほかの教科の勉強に悪影響を及ぼす可能性があります。
例えば、昨今は教科を問わず記述式の問題が増えています。
国語(現代文)が苦手だからとおろそかにしていると、他の教科の記述すべてで満足に点が取れないことになりかねません。
また、苦手教科があると、それが気になって得意教科の勉強に集中できないこともあり得ます。
苦手教科への対策や対処は、早急に行うことが肝心です。
他の人との差はここで出る! 苦手教科を克服するメリット3つ
苦手教科を克服することでどのようなメリットがあるのでしょうか。他の人と差をつける苦手教科克服のメリットを見ていきましょう。
内申点が確実に上がる
言うまでもありませんが、苦手教科をなくすことで内申点が大きく上がります。これは主要5教科に限らず、実技4教科でも同じです。
どこかに大きく苦手なところがあると内申点の総合点に響き、熱望している志望校の合格可能性も下がってしまいます。
得意教科以外では、コンスタントに同じレベルの点数が取れるようにすると内申点獲得に非常に有利です。
得意教科で失点したときに挽回でき、戦略を練ることができる
入試当日に起こるかもしれない、得意教科での万が一の失敗の際にも慌てず対処できます。
また、苦手教科の点数を意識することで、全体の点数バランスにも意識が向かうようになります。
「全体で自分が今どの程度取れているか」「この教科でもしも取れなかった場合はどこで挽回すべきか」などの戦略を練ることができるようになります。
得意教科へさらに注力できる
苦手教科を克服することで、空いた時間を得意教科に注ぐことができます。得意教科を伸ばすことは、苦手教科をなくす以上に、特に難度の高い高校を狙う場合は重要です。
苦手教科を克服する勉強法(英語・数学)
ここでは、特に苦手だと感じる中学生の多い「英語」「数学」の2教科について、克服方法を紹介します。
「英語」編
(1)単語と熟語を重点的に覚える
1冊単語と熟語の書籍を用意したら、それだけをすべて(すべて、です!)覚えるまで繰り返しましょう。
(2)長文が苦手なら5文程度の英文からやってみる
何ページにもわたる長文を読むことは、英語が苦手な人にとっては苦痛でしかたないでしょう。まずは5文程度の英文からスタートして、慣れたら徐々に長い文章に取り組んでみましょう。
(3)主語と動詞を意識する
主語と動詞を意識するだけで、理解度が上がります。主語(S)と動詞(V)にそれぞれ印をつけて、一文ごとに意味を取りながら読みましょう。
「数学」編
(1)公式は類似の問題をたくさん解いて身につける
公式をどのように使うのか “パターン” を認識したら、類題演習を繰り返すことで公式の意味や使い方をさらに身につけましょう。
(2)間違えた問題は解法を読み、再度解き、時間を置いてさらに解く
間違えた問題は問題集にある解法を必ず読み、間違えた原因をつかみましょう。
(3)計算を早く正確に、途中式は省略しない
数字や文字はきれいに書き、見直しができるように途中計算も省略せず書くことがポイントです。
苦手教科に手を付けよう! モチベーションを上げる行動2つ
「苦手教科を克服したいけれど、やる気が出ない」……そんな人にとっておきの、簡単なモチベーションアップ方法をお伝えします。
自信のある問題から解いてみる
やる気が出ない……と悩んでじっとしているより、ひとつ問題を解いてみましょう。
いきなり難しい問題に取り組むより、すでに解いた問題や自信のある問題に取り組むのがおすすめです。ほんの少し行動し脳に刺激を与えることで、やる気が出てきます。まずは目の前にある問題に手をつけてみてください。
時間を区切って、ひとつのことをやり遂げる
人間の集中力は何時間も保たれるものではありません。特に中学生の場合は長くても45分程度とされています。
集中力が続く時間を一区切りとして、「この時間までに、この問題集のこのページをやる」などと、具体的に決めましょう。ほんのすこし頑張れば到達できるレベルの目標を立てるのがコツです。
まとめ:高校入試において苦手教科の克服は必須!
高校入試において苦手教科を克服することの大切さを見てきました。
- 自分に合った苦手克服の勉強法を見つけ出す
- やる気を出すために、自信のある問題から解いてみる
- 時間を区切って目標を立ててから取り組む
「進研ゼミ」の教材は、中学生の苦手克服の工夫が満載です。例えば、ハイブリッドスタイルでは、お子さまの日々の学習の正答率をもとにニガテを分析。定期テスト前に1回3分間でお子さま専用のニガテ対策ができるので、効率的に得点力を伸ばせます。詳しくは進研ゼミ中学講座でご確認ください。
この記事を書いた人
だるまさん
進研ゼミ中学講座 勉強法コーナー担当
志望校合格のための勉強法を集めて発信中。
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