埼玉県の高校入試情報
入試日程 入試制度 内申書 学区 出題傾向分析と対策

埼玉県 入試データ

埼玉県 公立高校入試日程 (2026年度/令和8年度)

入学者選抜

出願受付日 2026年1月27日(火)〜2月10日(火)
※出願入力期間は1/27~2/10
郵送による出願書類の提出は2/13(金)
窓口受付は2/16(月)2/17(火)
※必要がある場合にのみ書類を提出
志願変更日 2026年2月18日(水)〜2月19日(木)
検査日 2026年2月26日(木)・2026年2月27日(金)
※2/27(金)は一部の高校・学科による面接・実技
追検査日 2026年3月3日(火)
合格発表日 2026年3月6日(金)

埼玉県 公立高校 調査書(内申書) (2026年度/令和8年度)

一般募集では調査書の得点(内申点)が選抜の資料になります。
調査書(内申書)の「各教科の学習の記録」に記入される中一から中三の各学年9教科×5段階評定の45点満点を基本として、各高校で設定した比率をかけた3学年の合計を学習の記録の得点とします。中一:中二:中三の比率は高校等によって異なります。(①)
調査書(内申書)の「特別活動等の記録(学級活動・生徒会活動・学校行事など)」欄や、その他の項目(総合的な学習の時間の記録、部活動、校外活動、英語検定などの取得資格など)も点数化されます。(②) どの項目が評価の対象になるかや各項目の配点は高校等によって異なります。
①と②を合計したものが「調査書の得点(内申点)」です。

埼玉県「一般募集」学習の記録の得点の内訳(例)
中一中二中三
9教科×5段階評定
=45点満点
9教科×5段階評定
=45点満点
9教科×5段階評定
×2倍
=90点満点

※学習の記録の得点の学年比は高校・学科・コース等によって異なり、上記は「1:1:2」の場合。

埼玉県 公立高校入試 入学者選抜 (2026年度/令和8年度)

公立高校の入学者選抜は、一般募集の1回の選抜ですべての合格者を決定します。
一般募集で行われる検査は次のとおりです。

検査内容
検査名 学力検査 面接・実技
受検対象者 受検者全員 実施校受検者のみ
配点等 実施教科は、国語・数学・社会・理科・英語(リスニングテスト含む)
各教科100点満点
※傾斜配点あり
※学力検査問題は、数学と英語が難易度の異なる2種類。国語、理科、社会は共通の問題のみ実施
面接の配点は高校および選抜段階により異なる
実技の実施内容、配点は高校により異なる

※面接・実技検査を実施する高校では、学科等によっても実施の有無が異なります。


入学者選抜ではおもに学力検査の得点と調査書(内申書)の得点の合計で合否が決まり、面接や実技検査を実施する高校等では、その得点も加えた合計得点が高い人から合格となります。各選抜資料の配点は高校等や選抜段階ごとに異なります。
選考は、高校等によって2段階または3段階に分けて行われます。

選考方法
第1次選抜 一般募集の募集人員の60%~80%の合格者を決定
第2次選抜 第1次選抜で合格とならなかった受検者の中から募集人員数の60%~100%の合格者を決定
第3次選抜 第2次選抜で合格者が決まらなかった募集人員数の合格者を決定

埼玉県 公立高校入試 学校選択問題 (2026年度/令和8年度)

学力検査の数学と英語の問題は、基礎的な知識や技能をみる問題の比率が多い学力検査問題と一部に応用的な内容を含む「学校選択問題」があり、各高校がいずれかを選択します。2026年度(令和8年度)入試では22校が「学校選択問題」を実施します。実施校は次のとおりです。

数学・英語で「学校選択問題」を実施する高校
浦和高校(県立)、浦和第一女子高校、浦和西高校、大宮高校、春日部高校、川口北高校、川越高校(県立)、川越女子高校、川越南高校、熊谷高校、熊谷女子高校、熊谷西高校、越ケ谷高校、越谷北高校、所沢高校、所沢北高校、不動岡高校、和光国際高校、蕨高校、浦和高校(市立)、大宮北高校、川口市立高校

埼玉県 公立高校入試 入試制度変更情報 (2027年度/令和9年度)

2027年度入試制度変更情報

2027年度(令和9年度)から埼玉県公立高校の入試制度が変更されます。おもな変更点は「調査書(内申書)の様式変更と自己評価資料の提出」、「面接」、「特色選抜の実施」です。

①調査書(内申書)の様式変更と自己評価資料の提出
2027年度入試から調査書(内申書)の様式が変わり、調査書(内申書)には「各教科の学習の記録(9教科5段階の評定)」と「総合的な学習の時間の記録」のみが記入されます。また、出願時に全受検生が自己評価資料を提出します。これは部活動や委員会活動、資格取得など、学校内外での活動やその意欲などを受検生が自らの言葉で表現して記入するもので、面接の際の参考資料となります。

②面接
新しい入試制度では、受検者全員に面接(個人面接または集団面接)が実施されます。まず、受検生が中学校生活や学校外での活動を振り返りながら自分の言葉で表現する「My Voice」の時間があり、その後、「My Voice」で表現した内容に関する「質問・応答」が行われます。

③特色選抜の実施
新しい入試制度の一般募集には、共通選抜と特色選抜の2つの選考方法があります。特色選抜は高校・学科・コースなどの特色に応じて実施されます。共通選抜と特色選抜いずれも受検者全員に学力検査と面接が行われ、特色選抜を実施する一部の高校等では学科、コース等の特色に応じて特色検査(実技検査または作文(小論文))が行われます。選抜を共通選抜のみで実施するか、特色選抜のみで実施するか、共通選抜と特色選抜の両方を組み合わせて実施するかは、各高校が決定します。また、学力検査では、各教科の得点換算で9割程度の問題に対して、マークシート方式の解答方法が導入されます。

※埼玉県教育委員会「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜実施制度についてのリーフレット」(令和6年12月11日掲載)」、「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜 学力検査問題について」(令和7年7月24日掲載)」、「面接についてのリーフレット(令和7年8月29日掲載)」をもとに作成。

埼玉県 公立高校入試に役立つ情報 (2026年度/令和8年度)

埼玉県 公立高校入試 出題傾向分析と対策 (2025年度/令和7年度)

英語
傾向1
長文読解の出題割合が高い!
対策
学力検査問題では5問中3問、学校選択問題では4問中2問と多くなっています。また、約140~670語と語数の多い長文も出題されますので、スピードを意識して解く必要があります。出題の可能性が高い問題形式の解き方を少しずつ対策して、本番で得点できる力をつけていきましょう。
傾向2
日本文の内容を書く英作文が出る!
対策
学力検査問題、学校選択問題ともに、「日本文の内容を英文にする問題」が出ています。与えられた内容を適切な英文にできるように対策しましょう。
数学
傾向1
大問1で「計算問題」などの基本的な問題が出題される!
対策
学力検査問題では、計算問題をふくめ基本的な問題が出ています。一方、学校選択問題では、難度の高い問題も出題されています。どちらの問題であっても、「計算問題」をはじめとして、全分野の基本問題を対策し、得点源にしましょう。
傾向2
「図形の証明問題」などの記述式の問題が出る!
対策
埼玉県では学力検査問題と学校選択問題の両方で、証明や理由などをすべて記述させる問題も出ています。特に「図形の証明問題」は、書き方にコツがありますから、「いろいろな図形の証明問題」に取り組んで対策しましょう。
国語
傾向1
約3500字の小説が出る!
対策
10分程度で文章全体の内容を正確におさえて解くことが必要になります。「内容を説明する問題」で長い文章でも短時間で解けるコツをおさえましょう。
傾向2
195字程度の「表やグラフを読み取って書く作文」が出る!
対策
多くの字数を書く必要のある作文は、与えられた素材からどう自分の意見に結び付けるかがポイントです。点を取りきるためのテクニックを身につけましょう。
理科
傾向1
「水溶液・気体」が出やすい!
対策
特に、「水溶液の実験」や「気体の性質」の問題が出やすいです。質量パーセント濃度の求め方や溶解度のグラフの読み取り方、主な気体の性質をしっかりと覚えておきましょう。
傾向2
「前線と天気の変化」が出やすい!
対策
特に、「前線が通過した時刻」を求める問題や「天気図の基礎」に関する問題が出やすいです。寒冷前線と温暖前線のつくりや、高気圧と低気圧、天気図記号を合わせておさえましょう。
社会
傾向1
複数の資料を読みとり、文章で記述する問題が出る!
対策
資料の読みとりや記述する問題をたくさん解いて慣れることが大切です。答え合わせをして解き方を理解することを繰り返せば、入試本番までに必ず解けるようになります。
傾向2
地形図を読みとる問題が出る!
対策
縮尺や、地図記号について、必ず復習をしておきましょう。しっかり覚えることができれば得点源にできます。

最新入試情報(埼玉県)

特集

進研ゼミの資料請求のお申し込み ×