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【東京都】私立高校の授業料無償化で学費はいくらになる？
東京都では、2024年度(令和６年度)より年収制限が撤廃され、すべての世帯に私立高校授業料48万4,000円まで助成され、多くの高校で授業料無償化となりました。しかし私立高校に納入するのは、授業料だけではありません。授業料が軽減されても、納入しなくてはいけない費用についても確認し、学費の準備をしておきましょう。
東京都の2024年度授業料軽減助成金制度とは？
東京都では、国の就学支援金にプラスして、都内私立高校の前年度平均授業料相当額が軽減される制度があります。2024年度より、年収制限が撤廃され、すべての世帯に助成されるようになりました。
2023年度(令和5年度)の都内私立高校の平均授業料は483,311円なので、2024年度は484,000円まで軽減されます。
東京都の授業料軽減助成金制度についてはこちらで確認しておきましょう。
2024年度(令6和年度)の私立高校の平均授業料は？
都内にある私立高校232校（休校中の学校等を除く）の平均授業料は、489,343円です。
2024年度は、国の就学支援金制度と都の授業料軽減助成金制度で、484,000円が授業料から軽減されます。7割以上の高校（学科・コース）が平均以下の授業料なので、多くの高校で授業料の負担は実質0円となります。
授業料以外に納める私立高校の学費は？
各高校により費目は異なりますが、おもに高校1年次に納めるものは、入学金や施設費などです。これらの金額と授業料を合わせて初年度納付金として合計された金額の平均は以下のとおりです。
| 授業料 | 入学金 | 施設費 | その他 | 総額 |
|---|---|---|---|---|
| 489,343円 | 254,131円 | 34,956円 | 192,598円 | 971,469円 |
2024年度入学者 3年間の学費の負担額はいくらぐらいになるのか？
| 納入金額 | 1年次 | 2年次 | 3年次 |
|---|---|---|---|
| 入学金 | 254,131円 | - | - |
| 施設費 | 34,956円 | - | - |
| その他 | 192,598円 | 192,598円 | 192,598円 |
| 授業料 | 489,343円 | 489,343円 | 489,343円 |
| 納入金額の合計 | 971,469円 | 681,941円 | 681,941円 |
| 国の就学支援金と 都の助成金 |
484,000円 | 484,000円 | 484,000円 |
| 1年間の実質負担額 | 487,469円 | 197,941円 | 197,941円 |
| 3年間の実質負担額 | 883,351円 | ||
学費の高い私立高校、低い私立高校は？
初年度納付金（総額）の高い高校と低い高校を以下にまとめました。
※いずれも普通科のみ
| 高校名 | 初年度納付金(総額) |
|---|---|
| 玉川学園高等部(IB) | 1,924,300円 |
| 国本女子高校 (ダブルディプロマ) |
1,528,000円 |
| 文化学園大学杉並高校 (ダブルディプロマ) |
1,482,000円 |
| 玉川学園高等部(一般) | 1,434,300円 |
| 聖徳学園(データサイエンス) | 1,324,400円 |
| 高校名 | 初年度納付金(総額) |
|---|---|
| 東洋女子高校 | 752,000円 |
| 潤徳女子高校 | 764,000円 |
| 駿台学園高校 | 776,000円 |
| 東星学園高校 | 776,700円 |
| 錦城高校 | 780,900円 |
国の就学支援金や東京都の授業料軽減助成金制度により軽減されたとはいえ、負担が大きい私立高校の学費。事前にしっかりと準備しておきたいものです。