神奈川県の公立高校入試は、共通選抜の1回です。
全員に5教科の学力検査を行い、一部の高校、学科では特色検査も実施します。

2026年度 神奈川県公立高校入試 選抜方法

出願	・志願は原則第１希望のみ、一部の高校で第2希望まで志願可能 ・志願変更1回のみ可能
学力検査	・5教科（英語、国語、数学、理科、社会）の学力検査 ・各教科50分 ・各教科100点満点
その他の検査	特色検査（実技検査・自己表現検査・面接）

特色検査は、共通の学力検査や調査書(内申書)では測定が難しい総合的な能力や特性をみる検査で、自己表現検査や実技検査または面接があります。

自己表現検査は、スピーチやグループ討論などのグループ討議形式や記述形式など各高校が設定して行います。なかでも教科横断的な設問に対する答えや意見を求められる記述形式は、共通の学力検査よりも、より深い思考力・判断力・表現力・創造力等を問う難問が出題されます。実技検査はデッサン、スポーツ種目の技能検査、楽器の演奏など各高校・学科が特色に応じて定めます。面接は、学校の特色上実施が必要と判断された高校や学科で実施されます。

学力向上進学重点校と学力向上進学重点校エントリー校では、共通の学力検査以外に、共通選択問題として特色検査(自己表現検査)が必須です。

2026年度 特色検査(自己表現検査)の実施校 ※スピーチの実施校を除く

問題の種類	高校(学科・コース)
共通問題 ＋ 共通選択問題	■学力向上進学重点校 厚木高校、小田原高校、川和高校、湘南高校、多摩高校、柏陽高校、横浜翠嵐高校、横浜緑ケ丘高校 ■学力向上進学重点校エントリー校 鎌倉高校、希望ケ丘高校、光陵高校、相模原高校、茅ケ崎北陵高校、平塚江南高校、大和高校、横須賀高校、横浜国際高校(国際科)、横浜平沼高校
学校独自の問題	■筆記 横浜国際高校(国際科国際バカロレアコース) 横浜サイエンスフロンティア高校(理数科) ■グループ討論 神奈川総合高校(普通科国際文化コース、舞台芸術科) ■事前に与えられたテーマに関するグループでの話し合い 横須賀南高校 ■事前に与えられたテーマに関する記述 田奈高校・麻生総合高校(総合学科)

※学科・コースの記載がない高校は普通科です。
※横浜国際高校国際科国際バカロレアコースについては、共通問題＋共通選択問題に英語記述問題を含みます。
※田奈高校と麻生総合高校は再編・統合し、2026年度より、青葉総合高校として開校する予定です。

共通選抜では、第1次・第2次選考の2段階に分けて選考を行います。

2026年度 神奈川県 公立高校入試 選考方法

選考段階	選考方法
第1次選考	募集人員の90%まで、下記をもとに選考。各比率は高校・学科ごとに設定される ・学力検査の得点 ・調査書の学習の記録(内申点) ・特色検査の結果(実施校のみ)
第2次選考	下記をもとに選考。調査書の学習の記録(内申点)の評定は用いない。各比率は高校・学科ごとに設定される ・学力検査の得点 ・調査書の中三の「主体的に学習に取り組む態度」の評価 ・特色検査の結果(実施校のみ)

※調査書の学習の記録と学力検査について、一部の教科の重点化を行う高校があります。
※「調査書の学習の記録(評定)」「学力検査」「特色検査（実施校のみ）」の比率は、高校・学科ごとの選考基準として教育委員会のWebサイトに発表されます。志望校の情報を確認しておきましょう。

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