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【東京都】都立高校入試での内申点の計算の仕方

高校入試における内申点とはどのようなものなのでしょうか。調査書(内申書)と内申点は、高校入試の合否に大きく影響します。ここでは東京都の内申点の計算方法や、高校入試で内申点がどのように扱われるかについて解説します。

※ここでは調査書などを、「内申書」と表現しています。

各教科の学習の記録が内申点のもとになる

受験生一人ひとりの中学校の成績や学校生活をまとめたものが、調査書(内申書)です。中学校の先生が作成して、志願する高校に提出します。この調査書(内申書)の、おもに各教科の学習の記録の欄に記載される成績(評定)を点数化したものが「内申点」になります。

学力検査が実施される「英語、数学、国語、理科、社会」の5教科だけでなく、「音楽、美術、保健体育、技術・家庭」の実技4教科も内申点の対象となり、高校入試の合否判定の資料になります。

東京都では中三の成績が高校入試に影響する

調査書の評定(内申点)は中三の成績のみが対象になります。一般選抜(学力検査に基づく選抜)の場合、調査書の評定(内申点)の算出方法は「5教科×5段階評定」と「実技4教科×5段階評定×2倍」の合計65点満点です。芸術および体育に関する学科の調査書の評定(内申点)は、算出方法が異なり、「国・数・英の3教科×5段階評定」と「それ以外の6教科×5段階評定×2倍」の合計75点満点です。
推薦選抜では、ほとんどの高校が評定を点数化して調査書の評定(内申点)とします。「観点別学習状況の評価」(9教科の全27観点の3段階評価を点数化)を調査書の評定(内申点)とする高校もあります。

東京都一般選抜 調査書の評定(内申点)の算出方法(65点満点)
中一中二中三
5教科×5段階評定

実技4教科×5段階評定
×2倍

内申点を上げるにはどうすればいいか

内申点の評価には、定期テストの点数だけではなく、授業中の取り組みや提出物なども影響します。

定期テスト(中間テスト、期末テスト)の点数

定期テストで高得点を取ることは、もちろん大切です。1点でも多く取ることが、内申点アップにつながります。テスト前にしっかりテスト勉強の時間を確保し、遅くとも2週間前から勉強するなど計画的に進めるようにしましょう。

進研ゼミでは、定期テスト対策が効率よく進められる教材をお届け・配信しています。

課題の提出

各教科の宿題やレポート、作品などの課題は丁寧に仕上げ、提出期限までに出すようにしましょう。

授業態度・学習態度

先生の話をしっかり聞いて、積極的に授業に取り組んでいるかなど、授業態度も大切です。実技教科は、上手下手よりも、まじめに一生懸命取り組む姿が評価されます。

その他

定期テスト以外にも評価の対象となりえる学習活動は、
・ノート提出
・ワーク提出
・レポート提出
・作品の提出
・定期テストのやり直し
・実技のテスト(歌唱、運動など)
・授業中に使ったプリント
・授業中の小テスト
・発表・発言
・調べ学習
・グループ学習・発表
・自己評価(ふりかえり)カード
などです。

先生方は学習活動のすべてをご覧になっています。すべての教科において、テストだけではなくふだんの授業から、しっかりと対策していくことが重要です。

この記事を書いた人

東京都入試分析担当

進研ゼミ『中学講座』

東京都の高校入試分析を担当しています。進研ゼミのサービスをフル活用して志望校に合格できるよう、受験生と保護者に役立つ情報を提供していきます。

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