熊本県の高校入試情報
入試日程 入試制度 内申書 学区 出題傾向分析と対策

熊本県 入試データ

熊本県 公立高校入試日程 (2025年度/令和7年度)

前期(特色)選抜

出願受付日 2025年1月21日(火)〜1月24日(金)
検査日 2025年2月3日(月)
内定通知日 2025年2月10日(月)

後期(一般)選抜

出願受付日 2025年2月12日(水)〜2月17日(月)
志願変更日 2025年2月18日(火)〜2月20日(木)
検査日 2025年3月4日(火)・3月5日(水)
追検査日 2025年3月13日(木)
合格発表日 2025年3月12日(水)
※追検査合格発表は3/17

熊本県 公立高校 調査書(内申書) (2025年度/令和7年度)

中学3年間の成績が調査書の評定(内申点)の対象です(中三は12月31日までの評定)。後期(一般)選抜では、中一・中二は9教科の5段階評定でそれぞれ45点満点、中三は9教科の5段階評定を2倍にして90点満点、計180点満点となります。

熊本県 調査書の評定(内申点)合計値(後期(一般)選抜)
中一中二中三
9教科×5段階評定
=45点満点
9教科×5段階評定
=45点満点
9教科×5段階評定×2倍
=90点満点

※後期(一般)選抜では、学力検査を行う5教科は学力検査の得点によって補正した数値が合否判定に使われます。

熊本県 公立高校入試 前期(特色)選抜 (2025年度/令和7年度)

前期(特色)選抜は、普通科のコース、専門学科、総合学科、スーパーグローカルハイスクール指定校のうち、高校が希望する学科・コースで実施します。高校・学科・コースごとに定める「重視する観点」を理解して志願することが条件となります。学力検査は行わず、学校独自検査を実施します。

2025年度熊本県公立高校入試 前期(特色)選抜 選抜方法
出願資格・各高校の「重視する観点」を理解し、希望すること
・中学校長の推薦は不要
出願・1校1学科、1コースに出願
・普通科(一部のコースを除く)は通学区域内の高校に出願
検査・学校独自検査…面接、小論文、実技検査、実験、自己表現、小・中学校における総合的な学習の時間の成果の発表に関するものなど
※各高校が上記から決定
・募集人員が募集定員の50%を超える高校はA群とB群からそれぞれ1つ以上の検査を実施
 A群…面接、実技検査など
 B群…小論文、実験、自己実現、小・中学校における総合的な学習の時間の成果の発表に関するものなど
選抜方法・調査書などの提出書類
・学校独自検査の結果
 ※上記を資料として、各高校が重視する観点にそって総合的に選抜

熊本県 公立高校入試 後期(一般)選抜 (2025年度/令和7年度)

後期(一般)選抜は、全学科・コースで実施します。全員が5教科の学力検査を受けますが、数学と英語(リスニングテスト含む)については、選択問題A(標準的な問題)と選択問題B(発展的な問題)の2種類の学校選択問題から、各高校が指定します。

2025年度熊本県公立高校入試 後期(一般)選抜 選抜方法
出願・1校に出願
・普通科(コースを除く)、大津高校理数科・上天草高校普通科グローカル文理コースは通学区域内の高校に出願(一部除く)
・志願変更できる
学力検査・5教科の学力検査
・数学と英語は、問題A(標準的な問題)と問題B(発展的な問題)の2種類の学校選択問題があり、各高校が選ぶ
その他の検査・実技検査(一部)
選抜方法・学力検査の合計点と調査書の総計点ともに高い順に順位をつけ、どちらの順位も募集人員以内にある人が第1選考の対象となり、合格者を決定
 第1選考の合格者数が募集人員に満たない場合は、各高校が定めた選抜基準で残りの合格者を決定
熊本県 数学・英語「選択問題B」を出題した高校(2024年度/令和6年度)
学区高校名
県央地区済々黌、熊本、第一、第二、熊本西、熊本北、東稜、熊本商業、熊本工業、宇土
県北地区玉名、鹿本、大津
県南地区八代、人吉、天草
熊本市立必由館

熊本県 公立高校入試 学区 (2025年度/令和7年度)

コースを除く普通科は、県央・県北・県南の3つの通学区域(学区)に分かれ、住んでいる地域により受検できる高校が決められています。大津高校理数科と上天草高校普通科グローカル文理コースにも通学区域があります。普通科のコース、専門学科、総合学科、湧心館高校の普通科には学区がなく、県内全域から受検できます。コースを除く普通科、大津高校理数科、上天草高校普通科グローカル文理コースにおける通学区域外(学区外)の枠は募集人員の13%以内です。熊本市立高校(千原台、必由館)の学区は熊本市全域です。詳しくは各高校の募集要項でご確認ください。

熊本県 公立高校入試 入試制度変更情報 (2027年度/令和9年度)

2027年度(令和9年度)より、熊本県の公立高校入試制度が変更になります。現在行われている前期(特色)選抜と後期(一般)選抜を1回にまとめて「A日程」として実施します。A日程ではすべての高校・学科・コースで「特色選抜」と「一般選抜」を行います。特色選抜と一般選抜で異なる高校に出願することはできません。同じ高校で2つの選抜に出願することができます。

【特色選抜】
募集定員の10%~50%で実施します。
5教科の学力検査、調査書、独自検査の合計点で選抜します。独自検査を行わない学科・コースもあります。独自検査は面接、小論文、実技演習、実験、自己表現、総合的な学習の時間の成果の発表などがあり、どの検査を行うかは各高校が決定します。

【一般選抜】
募集定員の50%~90%で実施します。
5教科の学力検査、調査書の合計点で選抜します。実技検査を行う学科・コースもあります。

※熊本県教育委員会「令和9年度(2027年度)熊本県立高等学校入学者選抜新制度チラシ」より作成

熊本県 公立高校入試 出題傾向分析と対策 (2024年度/令和6年度)

英語
傾向1
長文読解が大問5問中3問も出る!
対策
問題が多く、A、B共通問題では約360語、B問題では約410語の長文が出ますから、スピードを意識して解く練習をしていきましょう。熊本県の長文読解は、出る形式が例年ほぼ同じです。その形式の解き方をおさえることが重要です。
傾向2
与えられたテーマについて書く英作文が出る!
対策
熊本県では「与えられたテーマについて書く問題」が例年出ています。長い英文を書くコツは、自分の知っている表現で答えることです。
数学
傾向1
記述式の 「図形の証明問題」 が出る!
対策
例年出ている重要問題です。記述式ですから、しっかりと書く練習をしましょう。わからなかったら一度答えを見て流れをつかんでから、もう一度自力で証明を書いてみましょう。
傾向2
配点の5割以上が小問集合として出るから落とせない!
対策
「小問集合」では、計算問題や複数の分野の基本的な問題が出題されています。得点源ですから、各分野の基本問題を復習して、速く、正確に解けるように演習しておきましょう。
国語
傾向1
発言の効果・意図などが問われる「会話・発表の問題」が出る!
対策
普段あまり取り組んだことのない問題はコツをおさえていないと間違えやすいものです。「会話・発表の問題」対策でしっかりとコツをおさえて解けるようになりましょう。
傾向2
175字程度の作文が出る!
対策
長い字数を書く必要のある作文は、与えられた素材からどう自分の意見に結び付けるかがポイントです。点を取りきるためのテクニックを身につけましょう。
理科
傾向1
「電池とイオン・中和」 が出やすい!
対策
特に、「電解質の水溶液に金属板を入れ電流をとり出す実験」や「塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和」の問題が出やすいです。電池になる条件としくみ、中和のしくみを覚えましょう。
傾向2
「植物の特徴と分類」 が出やすい!
対策
特に、「植物のからだのつくり」の特徴から分類する問題が出やすいです。シダ植物・コケ植物のふえ方とつくり、種子植物の分類を図と一緒にしっかり頭に入れておきましょう。
社会
傾向1
差がつきやすい、資料を読みとり、文章で記述する問題が出る!
対策
資料の読みとりや記述する問題をたくさん解いて慣れることが大切です。答え合わせをして解き方を理解することを繰り返せば、入試本番までに必ず解けるようになります。
傾向2
ただの暗記では解けない、歴史の並べ替え問題が出る!
対策
一つひとつのできごとを、ただ暗記するだけでは並べ替え問題を解くことはできません。なぜそのできごとがおこったのか、理由とあわせて暗記を進めることが重要です。

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