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【神奈川県】2021年度:公立高校入試分析-入試結果はどうだった?

2021年度の神奈川県公立高校入試の結果の振り返りについてお伝えします。

志願者数・募集人員とも減少。志望倍率はほぼ横ばい

公立中学校の卒業生予定者総数は、少子化の影響により年々減少傾向にあり、それに合わせて募集人員も毎年減少傾向にあります。

志願者数・受検者数もほぼ同じくらい減少しているため,全体として実質倍率は横ばいとなっています。
2020年度は授業料無償化により、私立高校の人気が高まりましたが、2021年度はコロナウイルスの感染拡大の影響から、新たに一般入試で書類選考を導入した私立高校が増えました。

公立高校・高倍率校と低倍率校は引き続き二極化傾向

公立高校の志望倍率はここ数年ほぼ横ばいですが、高倍率校と低倍率校の2つにわかれる傾向があり、下記の表にも示したように、全日制の共通選抜二次募集の実施校数・募集人員とも増えています。
高倍率の高校は、大学進学に力を入れ、実績もともなっている学力向上進学重点校の横浜翠嵐高校や特色ある教育に定評のある神奈川総合高校など。大学進学指導に特に力を入れている学校、幅の広い選択科目などに特徴がある学校、校舎などの施設が充実した学校など、特長がはっきりしている学校に人気が集まる傾向にあるようです。

2021年度公立高校入試で実質倍率が高かった高校(全日制普通科・総合学科)
高校(コース)名 実質倍率 昨年度倍率
1 神奈川総合(個性化) 1.92 1.73
2 横浜翠嵐 1.80 1.71
3 横浜緑ケ丘 1.68 1.39
4 神奈川総合(国際文化) 1.66 1.76
5 多摩 1.63 1.45
6 みなと総合 1.63 1.37
7 七里ガ浜 1.49 1.30
7 湘南 1.49 1.48
9 戸塚 1.44 1.45
10 大和 1.42 1.56
10 新城 1.42 1.62
10 鎌倉 1.42 1.22
2019~2021年度で二次募集を行った全日制高校
実施校数 募集人員
2019年度 34校 615人
2020年度 41校 1071人
2021年度 37校 1039人

この記事を書いた人

神奈川県入試分析担当

進研ゼミ『中学講座』

神奈川県の高校入試分析を担当しています。進研ゼミのサービスをフル活用して志望校に合格できるよう、受験生と保護者に役立つ情報を提供していきます。

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