5分でいいから毎日復習、テスト期間前に疑問を解消!
中3|5月号おしおしお 先輩 2025年度入試で合格
トクイ教科:理科 ニガテ教科:国語 英語
部活:男子卓球部
志望校合格までの壁:「学校選択問題」の英語と数学の難しさ。
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内申点対策
2週間前の計画作成から頭を定期テストモードに
中3の5月は部のみんながいつも以上に大きな声を出して、追い込みをかけていました。というのも、男子卓球部の最後の大会は6月。1学期の中間テストのすぐあとです。僕もダブルスのパートナーとコンビネーションを念入りに確認。他校との練習試合にも勝てて、調子は上々でした。
部活は毎日18時まであり、平日はあまり勉強時間が取れませんでしたが、たとえ短時間でも必ず〈授業レッスン〉に取り組むようにしていました。定期テスト前に疑問点を残すとテスト対策が大変になるので、その日の授業であやふやだったところを中心に、1、2レッスンだけ、苦手なところだけ、10分だけでも取り組むことを、中2の途中から習慣にしていたんです。
部活がなくなるテスト2週間前になったら、大会前だとしても一気にテストモードにチェンジ。出題範囲表を見て、学校のワークをこなす計画を立てたり、 〈チャレンジパッドNext〉が提案してくれる予想問題や暗記の学習計画を確認したりすると、スイッチが入りました。
いつもどおり切り替えがうまくいって、6月の中間テストは、とくに数学と理科がよい出来でした。その後に臨んだ部活動のラストを飾る大会は、地区のベスト8に入賞! こちらも好成績で、悔いを残さず引退できました。
授業後は積極的に質問、ノートづくりもしっかり
自宅では〈授業レッスン〉であやふやなところを復習していたのですが、学校にいる間に疑問点を解消できればさらに理想的です。わからないところがあれば、授業後に積極的に先生に質問をしていました。内申点を上げるために聞きに行っていたわけではなかったのですが、通知表の授業態度の評価に「A」が多かったのは、そのおかげもあるかもしれません。
また、僕の中学校では定期テストのときにノート提出があり、A、B…と評価がつくので、おそらく内申点に影響していると思います。僕は板書のほかに、先生が言っていたことをノートの端にメモしていました。また、聞きもらしや書きもらしがあったときは、ノートづくりのうまい友達に書いた内容を見せてもらい、不足していることを書き足すようにしていました。

志望校選び
生徒主体の「自主自立」精神が決め手
中3になる直前に、まずは学力に合う高校を3校ピックアップ。その後、Webサイトで調べたり、説明会に参加したりして、比較検討を進めました。
決め手になったのは校風です。浦和西高校は「自主自立」の精神を掲げていて、校則、制服、さらには授業開始・終了のチャイムもありません。文化祭や体育祭などの行事も、生徒主導で行います。自分で考えて行動できる人になれそうだと思えました。
中3の途中までは、模試の判定が「B」でちょっと不安もあったのですが、夏になると「A」も取れるようになり、安心材料に。9月ごろに第一志望に決めました。
受験勉強
夏に解いた過去問の難しさが、その後の学習のモチベーションに
受験を意識した対策を始めたのは、中3の1学期の期末テストが終わってから。先生から「夏休みの過ごし方が受験に大きく影響する」という話を聞いたのがきっかけでした。
最初に過去問を解いてみたのですが、すでに習った範囲の問題も思っていた以上に難しく、「こんなにできないんだ」とちょっとショックでした。浦和西高校の入試は数学と英語で、通常の学力検査よりハイレベルな「学校選択問題」が採用されています。数学も手ごわかったのですが、英語はそれ以上に厳しく、文章量が多い長文読解と、40~50語程度の文章を書く英作文には、苦戦を予感。すぐに、〈合格への過去問セレクト5〉の長文読解と英作文を申し込みました。
とはいえ、いきなり挑戦しても歯が立ちません。夏休みの間は全教科、暗記を中心に、基礎固めと総復習を行って、足元を固めました。過去問挑戦によるショックが、よいモチベーションになったと思います。

「あと10点」を埋めるためにラストスパート
一番勉強したのは中3の冬休み。秋までの〈合格への過去問セレクト5〉を含む演習で、徐々に実戦力も高まってきたものの、過去問の点数は合格圏内にまだ10点ほど不足。「あと数問」の差を埋めるために、1日およそ5時間、〈受験レッスン〉や過去問に取り組みました。
苦手な国語や英語は改めて基本を押さえ、それ以外の3教科は得点を取れるだけ取ろうと、細かい知識もチェック。数学の難易度が年によってかなり違う印象で不安は残りましたが、最終的に過去問の点数は何とか合格点に到達しました。
入試本番
国・理・社には手ごたえも、やっぱり数・英は高難度
当日驚いたのは、毎時間テストが終了すると、答案を机の上に置いたままにして、受験生はいったん廊下に出なければいけないこと。答案回収時の不正を防ぐための措置のようでした。冬休みからだんだんと緊張感が高まって、本番当日はガチガチだったので、一緒に受験した友達とこの時間に雑談をして緊張をほぐしました。
肝心の試験は、数学と英語がやはり難関でした。心配していた数学の難易度は、学校選択問題としては通常レベルで、実力なりには解けたのですが、英語は長文読解でわからない問題が何問もありました。一方、他の3教科は思ったよりよくできて、とくに社会は手ごたえバッチリ。この3教科が数学と英語をカバーしてくれていることを祈りながら、会場をあとにしました。
合格の秘訣
必ず机に向かう、その習慣が受験勉強のベースに
中3の6月に引退するまで、部活のあとに毎日必ず机に向かった経験が、夏以降の学習習慣のベースになりました。時間こそ短く、机に向かっていたのは長くても1日30分弱。5分しかできないような日もありましたが、それでも受験勉強開始前から「毎日勉強する」習慣が確立していたのは大きかったです。1日当たりの時間を徐々に延ばしていくことによって、そこまで苦労せずに受験モードに移行できました。
(お母様から)受験を通して「自主自立」に近づいた
もともとガッツリ勉強するようなタイプではありません。塾にも通っておらず、学校と「進研ゼミ」だけだったので、多少の不安もありました。三者面談等で学校の先生からいただいたアドバイスも踏まえて、中3の最初のころは「受験生になるんだからね」、1学期の終わりには「夏から始めるんだよ」、夏には「わからないところの復習が大事だよ」といった声かけで、意識づけをしていたつもりです。
そこまで効果があったようには思えませんでしたが、周りの雰囲気に乗せられたところもあったのでしょうか、冬になると何も言わなくても集中するようになりました。できていない部分を見つけ、自分で計画を立てて取り組めるようになった姿に、成長を感じました。
入学した高校も「自主自立」を謳っています。自分からいろいろなことに挑戦して、よい刺激をたくさん受けてほしいと思います。
「進研ゼミ」で志望校合格へ!
中3の5月号おすすめ活用法
内申点対策のカギは通常期とテスト期の切替
通常期は日々の授業を大切に。 着実に内申点を積み上げ!
中3になって初めての定期テストが実施されることが多い5月ですが、テストがない"通常期"は、授業をきちんと理解しきるための学習を大切に。それが定期テストの得点につながり、結果的に内申点を引き上げて志望校合格に近づくことになります。1日15分でもいいので、〈授業レッスン〉や〈中3Challenge〉の講義・演習に毎日コツコツ取り組みましょう。
テスト2週間前からパッと切り替えて テスト対策に集中!
テスト2週間前からは、テスト範囲の暗記・問題演習に取り組みましょう。「ゼミ」の教材を効果的に活用することで、テスト本番で確実に得点できるようになります。
〈定期テスト暗記BOOK〉は、図や表など、テストでよく問われる形式で重要語句を暗記できるので、記憶に残りやすく、知識問題で確実に得点できるようになります。
〈定期テスト予想問題デジタル〉や〈定期テスト厳選予想問題〉は、「ゼミ」の先輩たちからの「実際にテストで出た」という報告をもとに問題を厳選しているので、しっかり問題演習をしておくと、テスト出題範囲の問題をばっちり解答できるようになります。
また、4月26日(土)20:00からは、合格戦略セミナーを開催。
ノートや提出物で内申点アップをねらう方法や、各教科の定期テスト対策のポイントなど、内申点をとりきるための方法を解説します。録画も公開しますので、ぜひお子さまと保護者の方でいっしょにご視聴ください。
