岩手県の高校入試情報
入試日程 入試制度 内申書 学区 出題傾向分析と対策

岩手県 入試データ

岩手県 公立高校入試日程 (2025年度/令和7年度)

一次募集(一般入学者選抜・特色入学者選抜)

出願受付日 2025年2月5日(水)〜2月12日(水)
志願変更日 2025年2月14日(金)〜2月20日(木)
検査日 2025年3月5日(水)・3月6日(木)
追検査日 2025年3月11日(火)・3月12日(水)
合格発表日 2025年3月14日(金)

岩手県 公立高校 調査書(内申書) (2025年度/令和7年度)

一般入学者選抜の調査書の学習の記録(内申点)は、中一から中三までの9教科を5段階評定したものが対象です。
5教科の5段階評定を、中一は2倍、中二は4倍、中三は6倍に、実技4教科の5段階評定は、中一は3倍、中二は6倍、中三は9倍にそれぞれ計算し、中一:中ニ:中三の比率は1:2:3で合計660点です。2025年度入試より、合計660点を圧縮した500点が調査書の学習の記録(内申点)の満点となります。
特色入学者選抜での算出方法は高校・学科(学系)によって異なります。

岩手県 一般入学者選抜 調査書の学習の記録(内申点)の内訳
中一中二中三
5教科×5段階評定×2
+
実技4教科×5段階評定
×3
=110点満点
5教科×5段階評定×4
+
実技4教科×5段階評定
×6
=220点満点
5教科×5段階評定×6
+
実技4教科×5段階評定
×9
=330点満点

※中三の評定は12月31日現在で記入されます。

岩手県 公立高校入試 一次募集 (2025年度/令和7年度)

2025年度(令和7年度)より入試制度が変更され、3月上旬に「一次募集」として特色入学者選抜と一般入学者選抜が同時に実施されます。1枚の願書で2つの選抜両方に出願することができます。
特色入学者選抜は一般入学者選抜の第1志望の高校・学科等にのみ出願することができ、特色入学者選抜のみの出願はできません。
選抜は特色入学者選抜、一般入学者選抜の順に行われ、合格者は同時に発表されます。

岩手県 公立高校入試 特色入学者選抜 (2025年度/令和7年度)

中学校長の推薦が必要だった推薦入学者選抜は、2025年度入試から誰でも出願できる特色入学者選抜に変更になりました。志願先の高校の「求める生徒像」などを参考に出願できます。日常的な学習や活動で身につけた多様な資質・能力や適性などについて総合的に評価されます。

2025年度岩手県公立高校入試 特色入学者選抜 選抜方法
出願資格・中学校長の推薦が不要
・出願要件はなく、高校の「求める生徒像」などを参考に出願できる
出願・一般入学者選抜において第1志望で出願する高校・学科等にのみ出願できる
・1回に限り、志願先を変更することができる
検査内容・面接、小論文、作文、実技、口頭試問、プレゼンテーション等の中から1~2項目程度
選抜方法・調査書(内申書)、志願理由書、面接などの検査結果も含めて選抜を行い、合否を決定
・選抜方法は高校、学科等ごとに異なる
・志願者が多い場合は、調査書と志願理由書によって一次選考が行われる場合がある

岩手県 公立高校入試 一般入学者選抜 (2025年度/令和7年度)

5教科の学力検査と調査書(内申書)、学校独自検査(一部)で選抜される一般入学者選抜は、高校によって学力検査と調査書(内申書)の選抜の比率が異なります。事前に岩手県教育委員会から発表されますので、確認しておきましょう。

2025年度岩手県公立高校入試 一般入学者選抜 選抜方法
出願・出願は1校のみ
・一部の高校・学科で第2、第3志望まで出願できる
・1回に限り、志願先を変更することができる
検査内容・5教科(国語、数学、社会、英語、理科)の学力検査
・一部で学校独自検査(面接、小論文、作文、実技の中から1~2項目程度)
選抜方法・調査書(内申書)、学力検査、学校独自検査の総合点で、合否を決定する
・「学力検査:調査書」の比率は、「7:3」、「6:4」、「5:5」、「4:6」、「3:7」の中から各高校が決定する
・選抜方法は高校、学科等ごとに異なる

岩手県 公立高校入試 学区 (2025年度/令和7年度)

一般入学者選抜の普通科(一部の専門学系・コースを除く)・地域探究科・理数科には8つの通学区域(学区)があります。学区外からの入学者は定員の10%以内で認められていますが、普通科と理数科のくくり募集の場合は、普通科の定員10%と理数科の定員の合計数の範囲内としています。

岩手県公立高校 普通科・地域探究科・理数科の学区(一般入学者選抜)
学区名高校名
盛岡学区盛岡第一、盛岡第二、盛岡第三、盛岡第四、盛岡北、南昌みらい、沼宮内、葛巻、平舘、雫石
岩手中部学区花巻北、花巻南、大迫、黒沢尻北、西和賀
胆江学区水沢、前沢、金ケ崎
両磐学区一関第一、花泉、大東、千厩
気仙・釜石学区高田、大船渡、住田、釜石、遠野、大槌
宮古学区山田、宮古、宮古北、岩泉
久慈学区久慈、種市、大野
二戸学区軽米、伊保内、福岡

※盛岡市立高校については高校のWebサイトなどでご確認ください。

岩手県 公立高校入試 出題傾向分析と対策 (2024年度/令和6年度)

英語
傾向1
長文読解が全体の約3割※出る!
対策
問題が多く、長さも約520語の長文が出ますから、スピードを意識して解く練習をしていきましょう。岩手県の長文読解は、出る形式が毎年ほぼ同じです。その形式の解き方をおさえることが重要です。
傾向2
与えられたテーマについて20語以上で書く英作文が出る!
対策
岩手県では「与えられたテーマについて書く問題」が例年出ています。長い英文を書くコツは、自分の知っている表現で答えることです。

※全体の約3割とは、小問数の割合です。

数学
傾向1
記述式の 「図形の証明問題」 が出る!
対策
例年出ている重要問題です。記述式ですから、しっかりと書く練習をしましょう。わからなかったら一度答えを見て流れをつかんでから、もう一度自力で証明を書いてみましょう。
傾向2
配点の2割が小問集合として出るから落とせない!
対策
「小問集合」では、計算問題が出題されています。得点源ですから、計算ミスをしないよう、速く、正確に解けるように演習しておきましょう。
国語
傾向1
読解,国語知識など,幅広く出る!
対策
基本的な読解力や知識が求められていますから、様々な問題に取り組んで点を取れるようになりましょう。
傾向2
150字程度の作文が出る!
対策
長い字数を書く必要のある作文は、与えられた素材からどう自分の意見に結び付けるかがポイントです。点を取りきるためのテクニックを身につけましょう。
理科
傾向1
「中和とイオン・電池」 が出やすい!
対策
特に、「塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和の実験」や「電池とイオン」の問題が出やすいです。 中和のしくみと反応後にできるもの、電池になる条件とそのしくみをおさえましょう。
傾向2
「地層・岩石」 が出やすい!
対策
特に、「柱状図から地層の広がりを考える」問題や「示相化石と示準化石」の問題が出やすいです。 かぎ層を手がかりとした地層の比較、代表的な示相化石と示準化石をおさえましょう。
社会
傾向1
差がつきやすい、資料を読みとり文章で記述する問題が出る!
対策
資料の読みとりや記述する問題をたくさん解いて慣れることが大切です。答え合わせをして解き方を理解することを繰り返せば、入試本番までに必ず解けるようになります。
傾向2
ただの暗記では解けない、歴史の並べ替え問題が出る!
対策
一つひとつのできごとを、ただ暗記するだけでは並べ替え問題を解くことはできません。なぜそのできごとがおこったのか、理由とあわせて暗記を進めることが重要です。

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