合格への近道はテストの復習にあり!徹底的なニガテつぶしと自己分析で実力UPへ
中2|7月号靴下ラジオ先輩 2025年度入試で合格
トクイ教科:英語 国語 社会 ニガテ教科:数学 理科
部活:陸上部
志望校合格までの壁:勉強に集中するには、趣味のラジオ聴取を我慢する必要が。ただ、完全に絶つのはあまりに苦痛で…。
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内申点対策
テストをしっかり復習し、
「わからない」を残さない
中学に上がって勉強が難しくなり、トクイだと思っていた教科や分野でテストの得点が伸びない場面が増えました。授業を聞いてなんとなく理解した“つもり”になっただけで、実は頭に定着していないことが多かったんです。そう気づいてから、僕は授業やテストの復習をとても大切にするようになりました。
とくにテストの復習は時間をかけて行いました。テストが返却されたら、間違えた問題の解法や解き方のポイント、ミスした原因を自分の言葉でノートにメモ。考えてもわからないことは友だちや先生にどんどん質問し、ノートを完成させました。
丁寧に復習すると、「この分野のここがニガテ」「こういう問題でこうしたミスをしがち」と、自分のニガテの詳細がくっきりとわかります。そのおかげで、僕は受験勉強でほとんど総復習をしなくてすみました。逆にニガテをそのまま溜め込むと、いざ受験生になったときに一から勉強し直す必要があります。テストをチャンスだと思って、しっかり復習に取り組むことをおすすめします!
ケアレスミスまで視野に、
テストは実践的に対策
テスト対策自体はいつも2週間前から始めていました。初めに取り組むのは学校の課題。テストの5日前までにすべて終わらせて、心の余裕を持たせてから、自主勉強に向かっていました。
残りの期間は教科書や「ゼミ」教材を中心に、教科別に対策。トクイな英語は教科書の本文からの出題が多いので、本文をひたすら読んで内容をカンペキに理解しました。社会は教科書と図版をセットで暗記。理科はいつもケアレスミスが多かったので、課題や問題集を見返して、ミスの原因を分析していました。最後に、一番ニガテな数学は〈定期テスト厳選予想問題〉を応用問題までしっかり解き切り、本番のテストが簡単に感じられるくらいに、実力を高めておきました。
効率よく、ピンポイントに対策ができたのも、テスト後にしっかり復習していたおかげです。
志望校選び
将来の夢や大学進学まで見据えて、高校を選択
僕は小学校のころから金融、経済に興味がありました。まさにその仕事をしていた父の影響です。投資や企業のニュース、話題が身近だった僕も、次第に金融への関心を深めていきました。
せっかく金融を学ぶなら、ハイレベルな大学で学びたい。佐賀県にいたこともあって、金融への関心は、そのまま九州大学経済学部への関心につながっていきました。
そこから佐賀西高校を志望するまでは、すぐでした。佐賀県でも上位の進学校で、九州大学への合格実績も豊富。志の高い同級生と学び合いながら、憧れの大学に近づきたいと思いました。
受験勉強
解けなくてもいい!
スタートダッシュに役立つ過去問の使い方
本格的に受験勉強を始めたのは夏休みから。佐賀県立高校の過去問を兄弟や親せきから譲り受けて、11年分一気に解きました。
といっても、最初からすべての問題を解けるつもりで取り組んだわけではありません。例えば数学なら、過去問の範囲のうち、5分の2は未習範囲です。逆に言えば、5分の3の範囲は習った知識で解けるはず。配点で言えば25点。このように、各教科で既習範囲から目標得点を割り出して、演習に向かいました。
当然のように、手も足も出ない問題もあったのですが、それでも勉強の効果はありました。夏休み後の授業が、スルスル頭に入ってきたんです。未習範囲を習うたびに、「こういうことだったのか」と過去問の内容を理解し、解き直しに取り組む。このサイクルで、どんどん実力を高めていけました。
一番つらかった、大好きなラジオ絶ち
受験期に一番つらかったのは、趣味を我慢することでした。僕の場合は、ラジオと運動。とくにラジオは大好きで、最初はラジオを聴きながら勉強していたのですが、やっぱり勉強内容が頭に入ってこなくて……。完全に絶つのはあまりにつらかったので、週に一度、一番好きな番組だけ聴いてもいいことにして、その時間を楽しみに、日々の勉強に向かうようにしていました。
運動は、冬からあまり我慢せず、ストレスがたまったらランニングをするようにしていました。ただ、軽いジョギングのつもりが本気になってしまい、バテてしまうことも。ほどほどにすべきだったかもしれません(笑)。

入試本番
いい波も、悪い波もあった入試本番
1日目が国語、英語、理科で、2日目が社会、数学の試験でした。国語の試験問題を開くときは本当に緊張していたのですが、最初の作文が書きやすいテーマで一安心。勢いに乗ったまま、1日目を乗り切れました。ただ、2日目の数学が、過去問と傾向が少し違って…。心から焦ったのですが、「きっと周りのみんなも解けないだろう」と無理やり気持ちを落ちつかせつつ、なんとか最後の面接にこぎつけました。
合格の秘訣
すべてが受験に結びつくと思って、勉強へ向かって
中1・2から復習を大切にしていたこと、勉強習慣を身につけていたこと、そして勉強と遊びのメリハリをつけていたことです。実はラジオを我慢していたのは、中1・2のテスト週間でも同じでした。もし中1・2のテスト週間にラジオを我慢していなかったら、僕もきっとダラダラずっと聴き続けていたでしょう。何ごとも、受験期に入ってから急にはできません。勉強自体も、勉強の仕方も、全部受験につながると思って、少しずつ良い方向に変えていくことが大切です。
(お母様から)あえて、変わらない日常を過ごしました
私たち家族まで「受験だ!」とピリついてしまうと、変に子どもを刺激してしまうかもしれません。ですので、私たちはあくまでいつも通りの日常を過ごすことに努めていました。食事や外出も普段通り。もともと勉強習慣は身についていた子ですから、無理に生活を変えないほうがうまくいくだろうと思っていました。8歳上の姉の当時の進研ゼミからの合格ハンカチを当日持っていった事もよかったと思います(笑)。

※体験談は2025年度の入試情報です。
「進研ゼミ」で志望校合格へ!
中2の7月号おすすめ活用法
テスト後こそ勝負のニガテ解消
見つけたニガテは、早めに解消を
定期テスト後はひと息つきたくなりますが、実はテスト直後こそ、少し取り組めば大きく成績アップにつながるチャンス。定期テストで見つかったニガテを早めに解消しておくことが、秋以降の難単元の学習につながります。
『中二講座』で7月号から12月号(8月号を除く)にかけてお届けする〈ニガテシャットアウトシリーズ〉は、各教科の入試に出やすく、ニガテになりやすい単元を厳選。
7月号は、英語〈to+動詞の原形〉です。例題に取り組みながら、間違えやすい語順を正しく覚えることができます。
〈ニガテシャットアウトシリーズ〉は、ハイブリッドスタイルの方にはアプリで配信、オリジナルスタイルの方には冊子でお届けします。
「高校」に目を向けて、やる気アップ
これから夏にかけて、高校進学フェアや学校説明会などが開催されます。興味のある高校に目を向けてみるのも、やる気アップの秘訣。
高校受験の情報を集めて、進路について話し合ってみましょう。
7月26日(土)・27日(日)には、各都道府県の高校受験についてお伝えするセミナー「47都道府県別 高校入試セミナー」を実施します。
例年、参加した方からは「自分が住んでいる県の入試情報を知れたのでよかった。これを今後の勉強に生かしたい」「教科ごとにどんな勉強をすればいいかがわかってやる気が出た」などの声をいただいています。ぜひ、ご家族でご視聴ください。