早めの志望校決定で勉強のアクセル全開! 最高の内申点めざして机に向かった
中2|6月号だいちゃん先輩 2025年度入試で合格
トクイ教科:英語 数学 ニガテ教科:国語 理科 社会
部活:卓球部
志望校合格までの壁:小学校からニガテな国語、復習不足の理科・社会。A判定をめざすうえで、複数の弱点があった。
▼ 体験談から読む
▼「中2の6月号おすすめ活用法」を先に読む
内申点対策
志望校が決まってから勉強のアクセルが全開に
中1のとき、総合的な学習の時間の中で、県内の公立・私立高校の学科や特徴を調べる機会がありました。父の出身校で、たびたび話を聞いていたこともあって、とくに詳しく調べたのが、安積高校でした。
それまでぼんやりとしか知らなかった安積高校は、どうやら県内公立校の中でも最難関のよう。しかも、スーパーサイエンスハイスクールに指定されていて、僕が好きな数学や理科について、本格的な研究ができるようでもありました。
「安積高校、いいな」。時間が経つにつれて、安積高校への気持ちはどんどんふくらむように。中2に上がるころには、「行くならここしかない!」と、安積高校以外の高校は目に入らなくなっていました。
めざすは満点の内申点。万全の対策でテストに
安積高校に合格するには、内申点も重要です。高校を意識するようになってからは、ライバルに内申点で差をつけられないように、オール5を取るつもりで勉強に臨みました。
とくに力を入れたのは、いちばん内申点に影響するであろうテスト対策。どの教科も「ゼミ」の〈定期テスト厳選予想問題〉を最低3周は解き、わからない問題をなくしてから本番に向かいました。
内申点は、テスト対策のかいもあって、3年間すべて満点。手を緩めずに、最後まで勉強し続けられたのは、早くに目標となる志望校を決められたからだと思います。
受験勉強
入試を意識して、理科と社会のヌケモレを克服
中3の春に返ってきた模試はB判定。ただし、あと少しでC判定に下がる、ギリギリのラインのB判定でした。部活を引退してから受験勉強を始めるのでは遅そうだ、早くスタートさせないとと、焦りつつも、気合を入れて机に向かうことを決めました。
模試の結果で悪かったのは、理科、社会、国語の3教科。このうち理科と社会は、1年生で習った範囲にヌケモレがあったのが低得点の原因でした。そこで、〈エベレス〉(※有料オプション教材)の問題をはじめ、既習範囲を中心に、さまざまな問題集の問題をなるべくたくさん解いて復習を進めることに。単に問題を解くだけではなく、理科なら計算問題のケアレスミスをなくすこと、社会なら資料を正しく読み解くことを意識するなど、本番で求められる力に注意して、演習を進めました。

受験勉強
復習&復習! いちばんニガテな国語は、泥臭く対策
残った国語は小学校のころからニガテな教科。理科と社会以上に、乗り越えるべき壁は高そうでした。
そこで僕は、「ゼミ」の〈合格への過去問セレクト5〉をひたすら繰り返し解く、という作戦を取りました。良問を解き続ければ、いつかは得点力が上がるだろうと考えたからです。解けなかった問題には印をつけて、1週間以内に解き直し。それでも解けなかったら印を追加し、1か月以内にまた解き直し。このサイクルに、すべての問題が解けるようになるまで耐えました。
正直、最初は全然解けないし、何を問われているのかもわからない状態で、印がある問題ばかりでした。でも、続けるうちに、模試でも少しずつ解ける問題が増えていきましたから、「この勉強は間違っていない」と、諦めないで続けました。
入試本番
適度な会話で、緊張や焦りを防ぐ
入試当日は、猛烈な雪。父に車で学校の近くまで送ってもらったのですが、途中で進めなくなって、あやうく遅刻しそうになりました。なるべく公共交通機関を使うのをおすすめします(笑)。
同じ中学から3人の友達が安積高校を受験していたので、休み時間は一緒に話してリラックス。ただ、「この問題どうだった?」「あの問題の答え、何だと思う?」と、試験の具体的な話はしないように気をつけました。終わった試験に気を取られるのはよくないからです。「どうだった?」程度にとどめたり、関係ない話をしたほうが、気が紛れると思いますよ。
合格の秘訣
早めの志望校決定がライバルと差をつけるカギに
早めに志望校を決めたことは、勉強へ、確実によい影響があったと思います。「安積高校には内申点がこのくらい必要」「安積高校に合格するにはこういう問題が解けなきゃ」と、つけるべき力や勉強の方針が定まりましたし、何より合格してからの夢が膨らんで、勉強に向かうやる気がどんどんわいてきたからです。それから、自分に合った勉強時間や場所など、効率的に勉強する環境を探す時間も、たっぷり取れました。
中1・2のうちに志望校を決めるか、入試のギリギリになってから決めるのでは、受かる可能性が大きく変わると思います。ずっと合格したかった高校での生活はとても楽しいですから、みなさんもぜひ、自分に合った志望校探しを早めに始めてみてください。
(お母様から)少しずつ補助輪を外していきました
小学校の間は勉強全般をよく見ていたのですが、中学校に上がってからは基本的に本人に任せるようにしていました。一方で、「ただ勉強するだけでは定着しないよ」とはよく伝えていて。間違えた問題を復習したり、複数回問題を解いたりと、効果的な勉強法のハウツーは、折に触れて話していました。本人も、だんだんと自分から勉強法を考えるようになっていったので、頭ごなしに勉強しろというよりも、よかったかなと思います。
※体験談は2025年度の入試情報です。
「進研ゼミ」で志望校合格へ!
中2の6月号おすすめ活用法
"行きたい高校" 選びで 夏のやる気アップ
志望校についての情報収集は、 中2のうちから
高校受験は、志望校を早めに探しておくことがポイント。まだ早いと思われるかもしれませんが、中2の内申点も高校入試に影響することが多く、高校見学や説明会を年に1、2回しか行わない高校もあります。中2のうちから少しずつ高校入試の情報を集めるのがおすすめです。
今はまだ、学力や内申点などを気にせずに、幅広い選択肢から「行きたい高校」を考えられる時期。行きたい高校が見つかると、「〇〇高校めざして、テストを頑張ろう!」と学習の意欲にもつながります。
進路実現のためには 「内申点対策」も重要
内申点を上げるには、ふだんから学校の課題やワーク、プリントなどにきちんと取り組み、定期テストに向けて早めの準備を心がけることが成功のカギです。
まずは、スキマ時間を有効に使って〈暗記アプリ〉または〈定期テスト暗記BOOK〉にコツコツ取り組んで繰り返し暗記。
そして、テストによく出る問題に集中して取り組める〈定期テスト予想問題デジタル〉または〈定期テスト厳選予想問題〉で効率よくテスト対策を進めましょう。
▲ 体験談も読む