早めスタートで9教科を制す! 1日20分の学年末テスト対策
中2|2月号けんちゃん 先輩 2024年度入試で合格
トクイ教科:数学 ニガテ教科:体育
部活:美術部
志望校合格までの壁:国語の記述問題、早起き
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内申点対策
毎日の「ゼミ」が
学年末テスト対策になっていた
通知表の成績は5教科すべて「5」を維持していたものの、中2になると中1ほどの緊張感は持ちづらく、なんとなく中だるみ感がありました。中3はきっと受験で大変なので、中2のうちに遊んでおきたいという気持ちがあったのも事実です。中1のときは1回の定期テストで何教科かは100点を取れていたのに、中2になってからは100点があまり見られなくなっていました。
ただ、「ゼミ」だけは中1のときと同じく、毎日20分、入浴を終えてから寝るまでの間に取り組む習慣をずっと続けていました。いつも定期テストの準備はテスト範囲が発表される2週間前にならないとやる気が起きないのですが、『中二講座』2月号は、学年末テストの準備を含む内容。ギリギリまで対策に着手しない僕でも、知らないうちに早めに手を付けることになっていました。
それが良かったのか、返却された答案は、英語、社会、美術の3教科が100点。複数教科で100点を取るのは久しぶりでした。9教科の合計点数も、2学期末テストより19点アップ。全体的に点数が上昇し、明るい気分で受験学年を迎えることができました。
自作のまとめノートを
暗記アプリで覚える
僕の中学校では、授業中にとるノートとは別に、自分で勉強したノートを毎日1ページ提出する「自主学習ノート」というしくみがありました。
何を勉強するのかは自由です。僕はテスト期間中の自主学習ノートで、授業で習った内容のまとめ直しを行っていました。
テスト期間2週間のうち、前半1週間は、課題として出されるワークに取り組みます。後半1週間のうち、主に土日の2日間がノートまとめの期間。中間テストであれば5教科、期末テストであれば9教科すべてを対象に、1教科をノート3ページにまとめます。
残りの期間でこのノートを暗記するのですが、その際に便利なのが〈定期テスト暗記アプリ〉のMY暗記シート。チャレンジパッドでノートを撮影して、画面上で重要な部分を隠し、オリジナルの穴埋め問題をつくれる機能です。これをテスト当日の朝まで何度も繰り返し、頭にノートの残像を焼き付けて学校へ。朝は苦手なのですが、これをやっておくと重要事項を思い出しやすくなるため、テスト当日は頑張っていつもより早く起きていました。

志望校選び
学区内トップの学力で、
自宅からも通いやすい
京都高校は学区の中で学力トップの公立高校。父の出身校ということもあってなじみがあり、中3のときも志望校に挙げていました。
一方で、担任の先生からは別の私立高校も勧められており、どちらを第一志望にするか決めかねたまま、まずはその私立高校を受験。無事に合格しました。
入試の制度上、私立高校の合格をキープしたまま公立高校を受験することはできません。家族で話し合った結果、その私立高校は自宅から遠く、通学に時間がかかるため、公立高校への挑戦を決定。せっかく得た入学権利を手放すことにはなりますが、その時点ではすでに京都高校に合格できる自信があったので、不安はありませんでした。推薦入試ではなく一般入試を選んだことにより、中学生活の最後まで学習習慣が続いたのも良かったです。
受験勉強
時間を計り、
本番さながらに過去問を解く
中2の頃から、早めに受験勉強を始めようという意識だけはあり、〈合格への過去問セレクト5〉をたまに解いたりはしていたのですが、結局、本格的に対策を始めたのは中3の夏。休日の午後に時間を計って公立高校の過去問を解きました。
気力を長時間保つのがニガテなので、実際の入試と同じく各教科50分、バッチリ集中して、1日2~3教科を演習。問題との相性が良ければ合格圏内の点数を取れるのですが、相性が良くないとボーダーすれすれに。できなかった問題は解き直したうえで、〈合格への過去問セレクト5〉で似た問題を探して解き、さまざまな問題への対応力を磨きました。
先生の添削のおかげで、
記述問題の書き方をマスター
教科としてはニガテと言うほどではないのですが、国語の記述問題があまり得意ではありませんでした。福岡県の公立高校の国語の問題には、例年、200字程度の作文が出題されます。なじみのない話題だと、解いている途中に手が止まってしまうこともありました。
対策として、過去問演習時に書いた作文を、国語の先生に添削してもらいました。明確な採点基準がわからないので、自分では何点取れているのか、どう直せばより高得点になるのか、考えていても見えてこないのですが、先生は採点基準を予想して、模範解答に近づくように添削してくれました。
何度か繰り返すうちに、文章の流れを意識して書くと得点につながりやすいことがわかり、本番でも困らずに済みました。同様に英作文も、先生への質問によって解答作成力が高まりました。わからない問題はよく質問する方でしたが、特に記述問題は学校の先生を頼るに限ります。
入試本番
単なる合格ではなく、
めざすはナンバーワン
入試の翌日が卒業式で、ピアノを習っていた僕は歌の伴奏を担当することに。入試前の数週間は、勉強とピアノの練習を並行することになりました。とはいえ、合格に向けて死角はなし。学校の先生からは「成績首位の合格をめざせ」と言われていました。
入試当日は、あいにくの大雨。雪の中の入試というのはよく聞きますが、まさか雨とは…。電車を降りて高校まで歩く20分の間に、靴下がびしょびしょに。出がけに母親がタオルと替えの靴下を持たせてくれたことに深く感謝して、試験に臨みました。
本番では、得意なはずの数学で、解けない問題を残してしまいました。考える過程で大きな図を書きたかったのに、問題用紙にそこまで余白がなく、焦りもあって解答にたどり着けず。首位での合格は危ういかと少し気落ちしましたが、入学式で新入生代表の挨拶を頼まれたということは、おそらく上位には食い込めたのだと思います。
合格の秘訣
短時間の集中を日々、積み重ねたこと
中1で「ゼミ」を始めてから、毎日20分、タブレットに向かう習慣が定着していたことが大きかったと思います。
集中力を長時間保つのは難しいので、1日でまとめて取り組もうとしてもどこかでダレてきます。でも1日20分であれば、最初から最後まで集中したままで終えられるので、取り組んだことが頭に残りやすくなります。
気づかないうちに、定期テストの対策や過去に習った範囲の復習、入試に向けた準備などを早めに始められていたのも、ギリギリにならないとやる気が出ない性格の僕にとっては助かりました。

(お母様から)日常の延長で
受験を迎えられた
息子が小1の時、引っ越しに伴って間取りの使い方を考えた際、子ども部屋はつくらず、リビングに勉強机を置くことにしました。私の視線があるからか(笑)、何も声をかけなくても勉強するようになりました。
以来、1日の勉強時間は長くないものの、ずっと同じペースで勉強を続けていたのが、難関校に受かるポテンシャルを保てた要因かもしれません。受験だからといって家の中がピリピリすることもなく、普段通りの雰囲気のまま受験シーズンを迎えられました。
併願した私立高校も教育に定評がある高校だったのですが、自宅からの距離の問題があり、そこだけは親としての希望を言わせてもらうことに。聞き入れてくれて感謝しています。
公立高校の入試でも、しっかり結果を出してくれました。合格については心配していませんでしたが、入学式の挨拶役に選ばれたのはうれしかったですね。
※体験談は2024年度の入試情報です。
「進研ゼミ」で志望校合格へ!
中2の2月号おすすめ活用法
学年末テストを成功させ
受験生へ前進!
「絞って集中対策」で点数アップ!
学年末テスト成功のためには、「がんばる教科」を絞り、集中的に対策するのが効果的です。どの教科に力を入れるか迷う場合は、ニガテ教科を「がんばる教科」にしましょう。
教科を決めたら、ニガテになりやすい問題やテストに出やすい問題に最優先で取り組みたいものです。「進研ゼミ」の<AI Navi>なら、お子さまの理解度に合わせてその日やるべき問題をAIが提案。それに沿って進めていけばよいので、忙しくてもやることに迷いません。
目標となる志望校の仮決めを
入試シーズンに入り、一つ上の先輩たちの様子を目にして受験に向けて漠然とした不安を抱えたり、まだ自分が受験生になるイメージができていなかったりと、中2生の思いはさまざまです。この時期に、仮でよいので志望校を決めてみてはいかがでしょうか。目標ができれば、勉強や受験へのモチベーションアップにつながり、それだけ合格可能性も高まります。また、中3になって志望校を決めるときに、慌てることなく、きちんと行きたい高校を見つけることができます。
志望校の選択に悩んだら、〈高校入試情報サイト〉へ。「自分の住んでいる地域にどんな高校があるか」をはじめ、幅広く調べてみましょう。
受験生に向けての心構えを。
第三者にズバッと言ってもらう
高校入試本番まで約1年。1月25日(土)開催の、中2生向け合格戦略セミナーでは、高校受験に影響する中2の学年末テストの重要性と対策法について、詳しく解説します。ライブでは勉強法等についてチャットで質問もできます。ぜひ、お子さまと一緒にご参加ください。