理由がわかれば克服できる!中2春休みの総復習で苦手を根こそぎ退治
中2|3月号ソーマ先輩 2024年度入試で合格
トクイ教科:数学 理科 ニガテ教科:英語 国語
部活:ソフトテニス部
志望校合格までの壁:自分がやる気を出すための方法を見つけること
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内申点対策
中1、2の総復習で見つける、
苦手の「原因」
中2の春休みは、学年末テストを終えた解放感でいっぱい。我慢していたマンガをここぞとばかり30冊くらい買い込んで、友達とも何度も遊びに行きました。
勉強は塾と「ゼミ」でしかしていませんでした。どちらも中1、2の5教科の復習がメイン。当時の僕は、苦手な分野はだいたい把握しているものの、具体的にどこで引っかかっているのか、どうすれば克服できるのかまではわからない。それが、このときの総復習のおかげで、いくつかの分野の苦手を克服できました。
例えば国語の古文は、総復習によって、用言や助動詞の活用の仕方を正確に覚えられていなかったことが苦手の原因と判明。活用形を理解すると、文章の意味が読み取れるようになり、古文が「得意」と言えるくらいに。模試の成績票のレーダーチャートで、いつも国語のところにだけあったへこみがなくなりました。あるいは数学の、合同の証明。理解が不十分だったところがわかり、問題をスムーズに解けるようになりました。
中3に進級後は図形の証明問題がすぐに頭に入ってきましたし、入試本番でも古文を引っかからずに読めました。古文は高校に入ってからも好調をキープできています。
何気ない立候補が受験の救世主に
中3の前期に学級委員になりました。
中学生活で学級委員になったのは初めて。最初からなろうと思っていたわけではなく、ほかに立候補者がいなくて何となく手を挙げたのですが、これが結果的に僕の受験を救ってくれました。あとからわかったところによると、併願した私立高校の推薦入試の出願も、柏中央高校の合格も僕の成績ではギリギリで、学級委員を務めたことによる評価がなければ、どちらもかなわなかったかもしれないようなのです。
勉強を頑張るのはもちろんですが、委員会活動を積極的に行う、部活でリーダーシップをとるなど、勉強以外のことにも積極的にチャレンジすると、受験にもよい影響が出るかもしれません。

志望校選び
自由でおおらかな雰囲気が気に入って
中3の春まで受験のことは考えていなかったのですが、5月に志望校調査があって、具体的な候補を出すことに。自宅から電車1本で通えて、当時の学力に合っていたのが柏中央高校でした。
夏休みに他校も含めて何校か説明会に行ったのですが、柏中央高校は自由でのびのびした雰囲気があって、そのまま第1志望校になりました。
入学してみて、やはり自由な雰囲気が気に入っています。制服はありますが、校則はそこまで厳しくなく、中庭でご飯を食べたり、休み時間に他のクラスに行ったりと、わいわい楽しんでいます。
受験勉強
中3の夏、2度目の総復習も効果アリ!
中3の7月、部活引退をきっかけに受験勉強スタート。できていないところを見つけようと、最初に1か月ほどかけて、中1の最初から中3のそれまでに習った範囲までを改めて復習しました。
中2の春休みに行った総復習のおかげでつまずく箇所はだいぶ減っていましたが、それでも全体をやり直してみると、新たな弱点が見つかります。例えば、英語の受動態がそう。動詞の活用についての勉強をやり直して、受け身の文のつくり方を理解しました。
過去のつまずきを解消したおかげで、その後の授業がわかりやすくなり、復習した分野が模試に出た際も対応できました。2回目の総復習も、大いに効果があったと思います。
推薦合格組の笑顔を横目にラストスパート
1月中旬、私立高校専願の人たちの推薦合格が決まる時期が、精神的にいちばんきつかったです。僕たち公立高校の一般受験組に気を使って、教室では喜びを控えてくれる人が多かったのですが、それでも昼休みや放課後に校庭などではしゃいでいる姿がどうしても目に入ってしまいます。「こっちはラストスパートで頑張っているのに」と、ねたみややるせなさが混ざった複雑な気持ちになりました。
気持ちを吹っ切るためにできるのは、勉強だけです。自宅の勉強机の周りから、マンガやゲームを遠ざけました。30~40分ごとに10分休憩を入れて、集中力を持続させます。疲れているときも机に向かえるようにするために、勉強前にお決まりで行う「ルーティン」として、携帯型音楽プレーヤーで曲をかけることもありました。テンションを上げて問題を解き始め、軌道に乗ってきたら音楽はストップ。集中モードに入ると、雑音は気にならなくなりました。
入試本番
ラッキーカラーの効果むなしく
マークシートに苦戦
入試の時期はなぜか占いが気になって、朝、テレビの占いコーナーで言っていたラッキーカラーにまつわるものを身につけるようにしていました。柏中央高校の入試当日のラッキーカラーが何色で何を持っていったのかは忘れてしまったのですが、運を味方につけている安心感がありました。
ただこの日はそこまで効き目がなかったのか、苦戦の連続。マークシート形式に変わったのが前の年だったため、過去問では形式に慣れる練習があまりできず、マークミスがないかを気にしている間に時間が経っていきます。数学では式のどの部分をマークするのか、解答方法に迷いました。出題傾向も前年までとは違うように感じられ、しかも自分のニガテな方向に変化したようです。厳しい結果を覚悟していたので、合格発表の掲示板に番号を見つけたときは「受かってる!」と思わず叫んでしまいました。
合格の秘訣
目標が決まると集中力が段違いに
志望校を中3の5月に決めたことです。「ここに行く」という目標があるときとないときでは、集中力が違いました。
受験というのは、自分と向き合い、自分がどんなときに頑張れるのかを知ることができる期間でもあります。「具体的な目標があると力が出る」「30分とか40分とか時間を決めたほうが集中できる」など、やる気を出すための自分なりの方法に、受験を通して出合えました。
中3の夏までに、自分が集中できるシチュエーションを見つけられるかどうかで、その後の伸びが変わってくると思います。
(お母様から)学級委員や受験が
何かを変えてくれた、かな?
正直、併願の私立高校かな、と思っていました。入試本番もうまくいかなかったと聞いて、その高校の願書を出す準備をしていたくらいです。合格を知ったときは、夫婦ともども信じられませんでした(笑)。
もともとがむしゃらなタイプの子ではありませんし、勉強も部屋にこもってやっているので、どれくらい頑張っているのかはわからない。同級生の必死さを聞いていたため、「みんなもっとやってるよ」と諭すのですが、いつの間にかさっといなくなってしまう。気が気ではありません。
ただ、変わろうとしている兆しも見えました。学級委員になったときは、私はもちろん、担任の先生も驚いたようです。クラスのまとめ役として経験を積んで、まわりの頑張る子たちからも刺激を受けて、自室でもきっと本人なりに努力したのでしょう。
高校入学後もマイペースで心配は尽きませんが、自分の力を発揮できる道を見つけてほしいと思います。
「進研ゼミ」で志望校合格へ!
中2の3月号おすすめ活用法
自信をもって受験生へ ニガテ対策と総復習
中1・中2の隠れたニガテをつぶしきる
これから学年末テストの方も多いと思います。テスト対策で頑張ったあとは勉強のやる気が下がりがちですが、ニガテがわかったテスト後こそ総復習のチャンス。
春休み前に中1・中2の総復習をして、受験生になる前に、理解があやふやなところをなくしておきましょう。
「ゼミ」なら最短ルートで総復習完成
『中二講座』3月号は、中1・中2の総復習が効率的にできる特別号です。これまでの教材が使い切れてないという方も、気持ちを切り替えて、3月号の総復習から優先的に進めましょう。「ハイブリッドスタイル」の方は、〈AI Navi〉での総復習が効果的です。一人ひとりの習熟度に合わせ、伸びるところを見つけて総復習カリキュラムを作成するので、最短ルートで総復習をすることができます。「オリジナルスタイル」の方は、〈総復習Challenge 中1・2総復習完成号〉で重要単元の要点を押さえながら、積み残しをゼロにしましょう。
受験生に向けての心構えもばっちり
高校入試本番まで約1年。
1月25日(土)開催の、中2生向け合格戦略セミナーでは、高校受験に影響する中2の学年末テストの重要性と対策法について、詳しく解説しました。録画を公開中ですので、ぜひ、お子さまと一緒にご視聴ください。