志望校への愛と、夏休みのニガテ克服で、第1志望合格をつかみ取った!
中3|8月号みをつくし先輩 2025年度入試で合格
トクイ教科:国語 社会 ニガテ教科:数学 理科
部活:硬式テニス部 科学部
志望校合格までの壁:国語や社会など文系科目はトクイだけど、数学や理科はちょっとニガテ。とくに数学は応用問題がさっぱりわからず、自信をなくしていました。
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夏の総復習
数学に時間を割いて、ニガテ克服をめざす!
私は塾に行かないと決めていたので、夏休みは毎日、学校に行って勉強していました。勉強時間は毎日8時間くらい。力を入れたのは数学です。基礎はある程度できていましたが、応用問題がニガテ…。特に関数の問題は、いつも苦戦していました。そこで応用力をつけるために、市販の問題集を使っていろいろなパターンの関数の問題を解きました。
関数以外の単元の学習は「ゼミ」の〈EVERES(エベレス)〉(※有料オプション教材)を活用しました。ライブ授業を受講する以外に、紙のテキストにも取り組みました。いろいろな分野のハイレベルな問題がたくさんあったから、問題演習量を増やすのにすごくよかったと思います。
頑張った成果が出てきて、8月下旬に受けた模試の数学の点数がアップ! 少しずつニガテ意識が減っていきました。

国語の文章読解、社会の重要事項の暗記も頑張った!
夏休みに、数学に次いで力を入れたのは国語と社会です。国語は模試で得点が取れなかった文章読解問題に取り組みました。市販の問題集の問題に取り組んで文章読解のコツをつかみ、〈EVERES(エベレス)〉のテキストで問題演習量を増やすという方法で対策を進めました。
社会は重要事項の暗記を重点的に行いました。〈入試によく出る基礎〉をいつも手放さず、各ページに細かい知識を書き加えて、スキマ時間に確認。イラストや語呂合わせも書き込むなど、自分なりに覚えやすい工夫をしていました!

志望校選び
中2の秋に高校の文化祭を見学! 先輩たちの姿に憧れて、第1志望を決めた!
私が「東京学芸大学附属高校に進学したい!」と思ったのは中2の9月。文化祭を見学に行ったときです。高3生の演劇を見たのですが、出演している先輩たちがすごくカッコよくて、「私もあんな高校生になりたい!」「ここで充実した高校生活を送りたい!」と強く思いました。中3に進級後の進路希望調査では、ちょっと成績に不安はあったけど、「第1志望は東京学芸大学附属高校!」と宣言しました。
私は中2の夏ごろから、積極的に高校を見に行きました。学校公開や文化祭は、実際に通っている先輩の様子がよくわかるので、進学先選びの参考になりますよ!
受験勉強
秋からは過去問対策に着手。定期テスト対策も入念に
秋からは、東京学芸大附属高校の過去問7年分に取り組みました。過去問だけでは演習量が足りないので、ほかに〈合格への予想問題100〉に取り組み、演習量を増やしました。知識があやふやなところは、〈暗記BOOK〉を使って、知識を強化しました。
また、2学期の成績まで内申点に影響するので、定期テスト対策もおろそかにしませんでした。テスト3週間前からは定期テスト対策に気持ちを切り替え、学校のワークを完璧にするよう心がけました。
直前期はこれまでの見直しと暗記のおさらい
入試直前期は、新しい問題集に取り組んだりせず、今までやってきたことを完璧するように心がけました。具体的には理科や社会の暗記と、これまで解いてきた問題の解き直しです。知識のヌケモレをなくし、同じミスをしないように意識して勉強を進めました。
生活面をサポートしてくれた母に感謝
毎日おいしい食事を用意してくれたり、受験の手続き面を処理してくれたり、試験会場までの経路を調べてくれたり――母には本当に感謝しています。心強かったし、おかげで勉強に集中できました。
入試本番
数学でケアレスミスが発覚…。でも、気持ちを切り替えて試験に臨んだ
入試本番の朝。方向オンチの私は、心配だったので母と一緒に会場に向かいました。1時間目の国語を無事に終え、2時間目はいよいよ対策を頑張ってきた数学。なんとか解き切ったと思ったのですが、終了直後にケアレスミスに気づき、呆然…。しかし、ここで落ち込んでしまったら、この後の試験に響くと考え、気持ちを切り替えました。
試験会場には、友達に書いてもらった励ましのメッセージの寄せ書きを持っていきました。休憩時間に、この寄せ書きを見ながら心を落ち着かせました。

合格の秘訣
志望校への愛が合格につながった!
私が合格できた一番の要因は、「第1志望を早めに決めたこと」だと思います。受験までの1年間、模試の成績が悪いときもあったけど、ずっと第1志望は変えませんでした。志望校への愛の強さが、勉強を頑張れた秘訣ですね。
また、勉強面では夏休みがポイントでした。ここでニガテな数学をしっかり対策して、少しずつ克服し、自信をつけられたのがよかったと感じています。
中学生活最後の1年間を受験勉強だけ頑張るのはもったいないと思います。学校行事もしっかり頑張りましょう!
(お母様から)なるべく本人が気負わないような雰囲気づくりを心がけました
娘はふだんからいろいろなことを話してくれるタイプ。そのため、受験について改めて話し合うような機会はつくらず、普段の会話の中で志望校や模試の話を聞くようにしました。あとは、話に出てきた高校や模試について調べて、情報収集や手続き面でのサポートをしっかりやってあげるようにしました。全体的に、受験生だからといって、特別なことはせず、なるべく本人が気負わないような雰囲気づくりを心がけていました。
「進研ゼミ」で志望校合格へ!
中3の8月号おすすめ活用法
短期間で合格基礎力アップ 受験の夏の5教科総復習
中3夏までの広い範囲は、「入試頻出」に絞って総復習
受験の天王山といわれる夏休み。まとまった時間が取れるのも今のうちです。秋から本格的な受験対策を進めるために、その土台となる5教科の基礎固めをしましょう。
『中三受験講座』8月号では、中1~中3夏までの範囲から、入試頻出の問題を厳選。〈夏・厳選受験Challenge〉または〈夏・受験Challenge〉を解いて、総復習をしましょう。
そして仕上げは、各都道府県の入試傾向を踏まえた〈合格可能性判定模試〉。総復習の成果をチェックしましょう。弱点を早めにあぶり出すことができ、返却される成績表や個別の対策ドリルが、秋から本格化する受験勉強の指針となります。
夏休みの過ごし方も、過去問の解き方も、迷わない
『中三受験講座』が毎月ライブでお届けしている「合格戦略セミナー」。7月19日(土) のテーマは「差がつく夏休みの学習スケジュール」です。志望校に合格するために、どのように受験勉強を進めるのがベストか、この夏の合格戦略について解説します。
さらに、7月26日(土)・27日(日)には、「47都道府県 別高校入試セミナー」を配信。最新の出題傾向をもとに、教科別の学習のポイントを解説します。過去問を解く前に、必見。
ぜひ、ご家族でご視聴ください。
9月号以降は、「47都道府県別×志望校レベル別」の対策ができる〈受験Challenge〉(紙教材)をお届けします。お住まいの地域の公立高校の入試傾向や、志望校のレベルに対応しているので、合格に向けてやるべき演習に取り組めます。どうぞご期待ください。