ネイチャーガイド
ネイチャーガイドの仕事内容は?
大自然の中、旅行者を安全に楽しませる案内人
ネイチャーガイドは「エコツアーガイド」「アウトドアガイド」とも呼ばれています。
ネイチャーガイドの仕事はその土地の山、海、湖、森などの自然や絶景を、参加者が安全に楽しめるプランやツアーを企画して案内する仕事です。
たとえば大自然の中でカヌー、シュノーケリング、登山、トレッキング、ピクニックなどの楽しみ方を指導したり、秘境ツアー、断崖(だんがい)ツアー、海洋生物や満点の星空の観察、木こり体験、野草クッキング体験など、その土地だからこそ楽しめる自然のアクティビティを企画したり、ツアーを行ったりします。
またその土地の歴史や魅力を紹介するなど、土地の広報役の役割も果たしています。
しかし現在のところ、一口にネイチャーガイドといっても、その仕事のレベルは人によってさまざまです。
ボランティアで近くの自然を案内する人から、その土地の本格的なアウトドアスポーツをしっかり教えられるプロフェッショナルまでいろいろいます。
ネイチャーガイドのやりがいは?
ネイチャーガイドのやりがいは、何と言っても旅行者に楽しかったと感動してもらえることです。
また自分の惚(ほ)れ込んだ土地の自然の素晴らしさを旅行者に紹介できるのも喜びです。
自分のアイデアや企画次第で、その土地に新たな魅力を創り出せることや、リピーターとの交流などもやりがいとなります。
ネイチャーガイドはどんな働き方をするの?
ネイチャーガイドは大好きな、自然豊かな土地に住んで働く
ネイチャーガイドは自分の好きな土地に住み、自然豊かな環境の中で日々の仕事をします。
上高地、北海道の知床(しれとこ)、屋久島などの世界遺産地域や沖縄などでは、多くのネイチャーガイドが活躍しています。
しかしそれ以外でも自然豊かな田舎の環境であれば活躍の場はたくさんあります。
自分の生まれた土地や旅先で気に入った土地に移り住んでネイチャーガイドを目指す人もいます。
ガイド団体や観光協会、旅行会社と提携(ていけい)して働く人が多い
自分でツアーガイド会社を設立する人もいますが、現在は安定した仕事を得るために、フリーランスでガイド団体に登録したり、旅行会社と提携してツアーを行ったり、地元の観光協会などと一緒に企画をして働く人が多いようです。
ネイチャーガイドの仕事は早朝やナイトツアーがあるなど、働く時間帯は変則的です。
また土地によってオンシーズン・オフシーズンもあります。
収入はその人の力量によってさまざまなようです。
ネイチャーガイドはどんな人に向いているの?
自然が大好きで体力とコミュニケーション力、企画力のある人
ネイチャーガイドに向いている人は、自然やアウトドアスポーツが好きで体力のある人はもちろん、人に案内する仕事なのでコミュニケーションが得意で、おもてなし精神(ホスピタリティ)のある人が向いています。
また、地域の歴史などを学ぶ知識欲の高い人や、お客様の喜ぶ独自のプランを考える企画力やプレゼン力のある人も向いています。
お客さまの安全と命を守る責任感が最も重要
しかし自然の中は一歩間違えると命の危険が伴う場所です。
ネイチャーガイドの資質として、事故や危険からお客さまの安全を守る、強い責任感のあることは最も欠かせない大切な条件です。
ネイチャーガイドの将来展望は?
ネイチャーガイドの将来展望 地方創生の盛り上がり次第(しだい)
コロナ禍で外国人観光客の需要は一時的に落ち込んだものの、現在は回復傾向にあります。
国内でも地方創生の盛り上がりが期待できるため、地方の自然の中で活躍するネイチャーガイドの需要は、今後も期待が集まっていくでしょう。
また日本は高齢(こうれい)化により国内の旅のニーズがこの先高まる可能性もあり、個人の工夫次第でネイチャーガイドの活躍のフィールドは、どんどん広げることができるでしょう。
オンラインを使ってリアルタイムで大自然の様子を配信して自然の魅力を伝えたり、キャンプやグランピングブームを背景に自然を楽しむプロとして動画で技術を教えたりなど、ネットでの活躍の展開も期待できます。
ネイチャーガイドにはこうすればなれる!
公認ガイドや公認資格制度が増える可能性大
ネイチャーガイドになるために今は必須(ひっす)の資格は特にありません。
しかし地方自治体が独自の基準で公認ガイドに認定するケースも増えており、今後は本格的なネイチャーガイド研修や認定資格制度などが出てくる可能性があります。
また自然環境の知識を教えるネイチャーガイドを目指すなら、大学や短大、専門学校で自然環境や環境教育系の学部・学科で学んでおくこともおすすめです。
ネイチャーガイドの一般的ななり方
ネイチャーガイドになる一般的(いっぱんてき)な方法は、まずネイチャーガイドの養成スクールなどで知識やスキル身につけて、ネイチャーガイド会社や各地の観光局、旅行会社の採用試験を受けてネイチャーガイドになるルートがあります。
また多様(たよう)なお客さまの要望に応(こた)えられるように、学生のうちから、自分のよく知る土地で盛んなアウトドアスポーツを学び、インストラクター資格を取れば活躍の場も広がるでしょう。
さらに旅行者の安全を守るため、救命や「ファーストエイド(応急手当)」の資格も実務で必須の資格です。
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