外交官
外交官の仕事内容は?
外交官はどんな仕事をしているの?国家間の交渉をリードする
東京にある外務省で働く人のことを「外務公務員」、その中でも特に海外の大使館・領事館などで働く「外務公務員」を「外交官」と呼びます。
外交官には、国家の機関である外交使節(大使・公使)もふくみます。
世界の国々にある日本の大使館や総領事館、国内の外務省などに勤務して、日本の代表として国際的な交渉や交流、情報収集などを行うのが主な仕事です。
たとえば国際会議に参加したり、外国に滞在する日本人の安全を守ったり、国連の平和維持活動に参加したりと、貿易や平和、政治、文化などに関するあらゆる場面で日本の代表として活やくします。
国の考えをまとめたうえで外国との話し合いを行う必要があるため、国内のさまざまな機関と意見調整を行うなど、連携作業が重要な仕事でもあります。
外交官はどんな働き方をするの?
数年おきに海外勤務と国内勤務をくり返す
外交官は日本の代表として世界の舞台に立つ責任の重い仕事です。
世界各国には日本の大使館や総領事館、政府代表部などの在外公館が約230か所あり、これらの在外公館や外務省本省に勤務し、国家間の交渉の先頭に立って活躍しているのが外交官です。
外交官として採用されると、外務省で約2年の研修を終えた後、海外で2~3年程度の在外研修(語学研修や留学など)を受けます。
その後は3-4年ごとに異動し、海外勤務と国内勤務をくり返します。
一生のほぼ半分が海外
日本の国際的な地位は高くやりがいのある仕事ですが、事件や事故への急な対応、短期間で成果を出さねばならない会議参加など、時には夜通し業務にあたることもあるでしょう。
また、外国での交流パーティーには家族で出席することも多く、家族とともに海外での生活を送ることが必要な場合もあります。
おおむね5-6年ごとの異動のたびに、家族で海外と国内を行き来し、一生のほぼ半分を外国で暮らすこともあるといわれます。
外交官は国家公務員であり、定められた給料を受け取りますが、海外勤務では給料と別にさまざまな手当も受け取ります。
外交官はどんな人に向いているの?
外交官の仕事はどんな人に向いているの?日本と世界への興味が大切
実際に働く中では高い語学力が求められますが、語学力は外務省に入ってからでも身につけることができます。
また、働く国によって、使われる言葉はさまざまなので、多様な言語に興味を持ち、学ぶ必要があります。
外交官として働くうえでは、日本と世界の歴史や文化、政治、経済などのさまざまなことに興味を持っているとよいでしょう。
また、重要な交しょうの場では、論理的に考える力、相手の気持ちを読み取る力、決断する力など、立場の異なる相手とのかけ引きに応じられる力が必要です。
外交官の将来展望は?
外交官の将来は?世界中から貢献を期待される
日本はこれまで、経済力の向上と同時に国際的地位を高めてきました。
国際的地位が高いということは、世界中から貢献を期待されているということで、その先頭に立つ外交官のはたらきはとても大切です。
幹部候補も専門分野のスペシャリストも、今後はますます仕事の範囲が広がっていくことが予想されます。
外交官になるには、高い学力や語学力だけではなく、幅広いことに興味を持ち知識を得ようとする姿勢や、相手の文化や歴史を尊重することができる人間性も重要になります。
それに加え、慣れない環境にもなじむことのできる柔軟性も必要です。
外交官になることはとても難しいといわれますが、それは日本の代表として世界中の国々とやり取りをする、とても責任の重い仕事だからです。
外交官にはこうすればなれる!
外交官になるには難関の採用試験に合格する必要
一般(いっぱん)的には「国家公務員採用総合職試験」に合格するか、外務省が独自に行っている「外務省専門職員採用試験」に合格する必要があります。
「国家公務員採用総合職試験」は、将来大使や公使など外交の中枢を担う職員になることが期待される試験で、「外務省専門職員採用試験」は、特定の地域や分野の専門家として外交を支えることが期待される試験です。
これらの試験には、年齢や国籍などの受験資格が定められています。
外務省専門職員採用試験は学歴を問わない区分もありますが、21歳未満の場合は大学などの卒業(見込み)等の要件があり、日本国籍を有することも条件になります。
国家公務員採用総合職試験も区分ごとに受験資格が設定されています。
いずれも難関のため、法律、国際関係、経済、語学など幅広い分野の学習と対策が必要です*。
採用されて外務省に入ると、国内外で研修を受けてから外交官として活やくします。
*採用試験は年齢の上限があります。
*高校は普通(ふつう)科で問題ないでしょう。
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