会場模試は受験した方がよいのでしょうか?
試験範囲の決まっている定期テストは点数が取れるのですが、本番の入試は自信がありません。本人は模試を受けると自信がなくなるかもしれないと言って受けようとしません。
できるだけ会場模試を受けることをお勧めします
模試でニガテ単元を発見するのが大切!
模試で間違えた問題を解けるようにすることが、入試得点力UPへの一番の近道です。1回だけでは実力を出しきれるかどうかわかりませんし、個人の実力には波がありますので、よい結果が出ることもあれば不調のときもあります。偏差値や合格判定が気になるのは当然のことだと思いますが、とくに受験校決定の直前期は模試の結果だけにとらわれすぎないことも大切です。
模試を受験する目的は、自分の弱点がどこなのか?を確認することです。そのために、1回1回の模試で間違えた問題は、解答解説をじっくり確認して、どこで間違えたのか、なぜ間違えたのか、次にはどうしたら間違えずに解けるのか、を分析し、次は解けるようにするということが大切なのです。そして、積み残し単元はどこなのか?を確認するために、模試を定期的に受験しましょう。丁寧にニガテ単元をつぶす作業ができれば、すぐではありませんが模試の結果にもあらわれてきます。1回の模試の結果であきらめることはせず、定期的に受験していきましょう。
試験本番さながらの緊張感の中、実力を出しきる練習になります
都立高校入試は学力検査:調査書の比率が原則として7:3で換算され、学力検査点と調査書点の総合得点で合否判定されるので、一概に学力検査の点数だけを重視することもできません。ですが、同じ高校をめざす人たちの中では調査書の得点は差がつきにくく、学力検査の得点が合否の決め手になることも多くあります。入試当日の学力検査一発勝負で実力を発揮するというのはとても難しいことです。入試での失敗を避けるためにも、練習段階である模試で少々失敗を経験しておくことも勉強の一つです。
ふだんとは違った環境で少し緊張した状態を経験することも入試の前にやっておきたいことです。そのためにも模試を利用してみてください。