もう一度志望校について家庭での話し合いが必要です

最後に受験校を決めるのはお子さま自身です。
本当はどうしたいのか、よく話を聞いてあげる必要がありますね。

この時期は受験勉強のつらさと結果が出ない苛立ちで、精神的に不安定になりがちです。第一志望校に行きたい気持ち（理由）がどの程度強いか、また、本当に第二志望の高校に行きたいのか、その理由は何なのかを整理してあげる必要があります。本当に行きたい高校であれば、明確な理由や意気込みなどが本人の口から出てくるはずですし、最後の確認ですからそれを引き出してあげなければいけません。

ただし、極度のストレスやプレッシャーで精神的に弱っており、体調などに影響が出ている場合には、今回の高校受験では無理をしないという選択肢もあります。

あまり時間はないと思いますが、家庭でじっくりと話し合って納得のいく受験校を選択していくこと、決めたからにはその志望校に向かって全力で頑張ることを確認しましょう。

受験校がどうであれ勉強は最後までしっかりと取り組むことが大切です

第一志望と第二志望では合格に必要な得点も違ってきますが、仮に第二志望の高校に変更した場合にも、苦手科目は十分な対策をしておく必要があります。

理科や数学の入試問題は単元別に出題されるため、自分の苦手な単元を集中的に学習してその分野の得点力を上げていくことが可能です。

受験校がどうであれ、過去問題を中心に苦手な分野の学習に取り組んでください。過去問題は一度やって解けない、わからない問題は解説をよく読んでまずは理解すること、そして少し時間をあけてもう一度自分の力で解くことが大切です。

また、私立高校を併願で受験するということですが、演習量を確保するためにも私立高校の過去問題にも取り組むようにしてください。