ライター

ライターの仕事内容は?

ライターの種類


ライターの活躍の場は多彩で、ひと口にライターといってもさまざまな種類があります。


専門ライター
ある特定の分野を専門に雑誌やWebなどで記事を書くライターです。
例えば「医療」が専門なら医療ライター、「美容」が専門なら「美容ライター」、美食が専門なら「グルメライター」、旅行が専門なら「トラベルライター」などと呼ばれます。


コピーライター
広告物や販促物など、商品や人、サービスのよさを伝えるコピーやネーミング、説明文などを専門に書くライターです。


Webライター
ウェブサイトの情報記事やメルマガ、ブログ、S N Sなどの文章を依頼されて執筆しています。


ゴーストライター
多忙で自分で文章を書く時間のない有名人や有名な学者などの本をつくる際に、本人にインタビュー取材をして執筆を代行するライターです。


シナリオライター
ゲームやマンガ、ドラマなどのストーリーをシナリオ形式で書くライターです。


オールラウンドライター
コピーライティングや、さまざまな分野の記事、シナリオなど、さまざまな文章を担当するライターです。


ライターの仕事の大まかな流れ


ライターの具体的な仕事内容は、書くメディア(書籍、雑誌、Web、広告物…)などによって異なりますが、多くは以下の流れで行います。


1.打ち合わせ
編集者やディレクターから、企画の説明を受けます。
「こういう内容の文章を、いつまでに、何文字ぐらいで書いてほしい」「読者層は~な人で、記事のねらいは?」「スケジュールは?」といった説明を受け、ライターからも質問やその場で提案などしながら、出来上がりイメージや企画意図を確認します。

こうした説明や打ち合わせは、対面・メール・電話・Chatwork・Zoomなどのツールで行われます。


2.資料集め
文章の内容によって、執筆に必要な情報をリサーチしたり、資料を集めて読み込んだりします。


3.取材
取材が必要なものは取材対象者に取材のアポイントを取って、取材を行います。
編集者やディレクターが取材者を選定してアポイントまで取る場合と、ライターが取材候補者を選んでアポイントを取る場合があります。
取材は対面やZoom、電話、メールのいずれかで行われます。
本格的な写真が必要な場合、プロのカメラマンが撮影を行います。
しかしライターは、インタビュー写真などの撮影も行うことが多いです。


4.ライティング
その記事の読者層や掲載されるメディアに好まれる文体で文章を書きます。
例えばエグゼクティブなビジネスマン向けなら硬質な文章、若い女性向けの息抜き記事なら、柔らかい軽いタッチの文章にするなど。

また大見出しや小見出しなどはそれを読むだけで、全部読まなくても文章に何が書いてあるかわかるように書きます。
また誤字や表記に間違いがないかチェックします。


5.アイキャッチ画像やイラストをつくることも
文を書くだけでなく、ここにどんな画像(イラストや写真)を入れたいかを考えて指示を書き込む場合や、ライターが画像をつくる場合もあります。
このプロセスが発生するかどうかはケースバイケースです。


6.編集者やディレクターに送る
文章が企画書どおりにできたら、編集者やディレクターに送ってチェックを受けます。
そこで修正があれば書き直して再び送ります。


7.文章にO Kが出ると完了
編集者やディレクターからO Kが出たら納品です。


ライターに求められる能力とは?


ライターには基本的な日本語の能力や、構成力、企画力などが必要です。
いくつかの能力を組み合わせると強みを持つことができます。


1.日本語の文章力
ライターには基本的な日本語の文章力が必要です。
ライターは文章を書く仕事なので、日本語の正しい読み書きができることが必要です。
主語と述語のねじれがないこと、論理的で読みやすい文章が書けることが基本です。
また本やネット記事や雑誌など、他人の書いた文の文体やリズムなど意識して「文章」を味わって読む人は、ライターに向いていると言えるのかもしれません。


2.文章の構成力
構成力とは文章の組み立てを考える力です。
ライターは何かのテーマについて、限られた文字数の中でわかりやすく文章をまとめあげなくてはなりません。
文章に入れる要素を決めて、どのような順番で展開し、どう締めくくるとよりおもしろい流れになるか?といったことを論理立てて考える力が必要です。


3.編集者が飛びつく企画力
自分の考えた企画が通ると記事になります。
「こんな記事ならニーズがありそう!」「このテーマはこういう切り口で取材したらおもしろそう!」といった企画を立てる力は編集者だけではなく、ライターにも必要です。


4.著作権などの法律知識
記事を書くときには、著作権や肖像権についての法律知識を理解しておく必要があります。
美容や健康食品、医療に関する記事を書く場合は、「薬機法(やっきほう)」への理解も求められます。


5.理解力と読解力
ライターは自分の書きたいことを書くのではなく、人が言ったことをまとめる仕事です。
取材相手の話の理解力、資料や企画書を読み込む読解力が必要です。


6.PV・アクセス数を稼ぐ力
PV(ページビュー)数・アクセス数を稼げることも、Webメディアで活躍するライターには求められることがあります。
PVを意識した文章テクニックをもっていることも大事なスキルです。
商品・サービスなどを紹介する文章を書く仕事では、アクセス数が上がって商品が売れるとクライアントからとても喜ばれます。

ライターはどんな働き方をするの?

ライターには企業に属する場合とフリーランスで働く場合がある


ライターは企業に就職して働く場合と、フリーランスで働く場合があります。
企業で働く場合は、出版社や編集プロダクション、広告代理店、Webメディア制作会社などに就職します。
企業で働く場合は、その企業の持っている媒体の記事やコピーを制作します。
勤務時間や給与は所属する会社によります。
ほとんどの日祝日が休日となりますが、取材が土日祝日に入る場合は、平日に代休を取るなどして調整します。
ライターの仕事は在宅で行うことのできる部分の多い仕事なので、最近はテレワーク中心で仕事をする人が多いようです。

フリーランスで働く場合は、勤務時間や休日、仕事量は自分で決めます。
給料ではなく、案件1件につき◯◯円とか、原稿1本につき◯◯円。
(または1文字◯円)という具合に「出来高制」で、依頼元と契約して働きます。
文章の料金には業界で統一の決まりがないので、依頼する側から見積もりを提示されたり、ライター側から見積もりを提示したりすることがあります。

ライターはどんな人に向いているの?

ライターには文章を書くのが大好きで国語力の高い人に向く


書く文章のジャンルや媒体にもよりますが、基本的な素養としては、文章を書くのが大好きで国語力の高い人に向いています。
そのうえでリサーチ力があり、コミュニケーション力が高く、論理的な思考力を持つ人が向いています。
また編集者やディレクターの意図に合わせて文章を書き分けたり、修正をしたり、締め切りに間に合わせたりすることが必須なので、発想の柔軟性、タイムマネジメントスキルの高い人も向いています。

ライターの将来展望は?

ライターの将来展望 Web記事を書くライターには今後も高いニーズ


雑誌や書籍など紙の出版物での活躍が中心だったライターも、今は活躍の場がWebに移行している人が増えています。

現在、Web記事を書く「webライター」はさまざまな媒体で高いニーズがあり、今後も仕事が増えることが予想されます。

Webライターは、クラウドソーシングなどのマッチングサイトなどの登場で、未経験からでも気軽に始めやすい職業になりました。
ですが紙媒体の原稿料よりWeb媒体の平均的な原稿料の単価や給与は低めの傾向です。
Webライター専業で生活をしていくのはかなりの量をこなさないと難しいのが実情でしょう。
しかし、医療、サイエンス、美容、経済、ビジネス、スポーツなど、専門性を持って情報価値の高い文章が書けるライターであれば、今後も高収入で活躍できる可能性は高いでしょう。

ライターにはこうすればなれる!

必要な学歴や資格はとくにない


ライターになるのに必要な学歴や資格はとくにありません。
文法的に正しい文章を書ける人ならだれでもなれる仕事です。
しかしスキルや経験のない人には、通常依頼が来ません。
そこでライターになる方法は主に3つあります。


ライターになる主なルート


1.Webメディアを持つ会社、編集プロダクション、広告代理店、出版社などに就職して、現場で編集やディレクション、ライティングの仕事を経験して実績と人脈をつくった後、ライターとして独立する方法。


2.ライター講座などで勉強して、Webメディア編集プロダクションなどのライター職に未経験から応募する方法。


3.クラウドソーシングのマッチングサイトなどに登録して未経験O Kの仕事から担当して実績を積んで、スキルアップしていく方法。

ライターに役立つ資格・学び


ライターになるために必須の資格はありません。
ですが就職の際の信頼を高めるために、また実務で役立つ資格は以下のものがあります。


「Webライティング能力検定」

日本WEBライティング協会が実施している資格試験。
試験内容は、正しい国語力、企業のH Pやネットショップ、ブログなどのライティングスキル、コピーライティングやメールによる顧客対応スキル、S E O対策、トラブルを起こさないライティングスキルなど、Webライティングの基本のスキルが身につく資格です。


「WEBライティング技能検定」
日本クラウドソーシング検定協会®が運営。
Webライターに必要な基本知識が網羅されている協会監修の「WEBライティング技能検定講座」を受講した人だけが受検できます。
検定に受かると「WEBライティング実務士」資格がもらえます。

「Webリテラシー|Web検定」
Webデザイン・ディレクション、プロデュースなどを行う人を主な対象としている資格。
しかしライターとしても役立つ知識が得られます。

「ビジネス著作権検定®」
上級合格者は、国家資格「知的財産管理技能士」2級の受検資格を得られます。
1級の場合は、別途1年以上の実務経験が必要です。
また著作権に関する知識は、ライターにとって必要不可欠のものになっています。

「文章読解・作成能力検定」
日本漢字能力検定協会が運営する文章スキルを測る試験。
語い・文法の基礎力、意味内容・資料分析・文章構成を読みとる読解力、構成力や表現力などをみる作成力を高めるための試験で、2級、準2級、3級、4級があります。

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