ウェディングドレスデザイナー

ウェディングドレスデザイナーの仕事内容は?

ウェディングドレスデザイナーの仕事内容


ウェディングドレスデザイナーはウェディングドレスをデザインするのが仕事です。
ウェディングドレスは、結婚式の花嫁やその家族、友人にとって一生の思い出に残るドレスと言えます。
純白のドレスだけでなく、お色直し用のカラーのドレスなど、様々なドレスのデザインをします。
またデザイナーによっては、デザインだけでなく、制作まで行います。

ウェディングドレスデザイナーが1着のドレスをつくる工程は次のようになっています。


1.お客さまとの打ち合わせ

依頼主のお客さまや企業の担当者から、どんなドレスを望んでいるのか、イメージ、シルエット、素材などを詳しくヒアリングしたり、デザインの提案をしたりします。
個人のお客さまの場合は、身体のパーツの採寸も行います。
ウェディングドレスは、花嫁の憧れの詰まったドレスなので、依頼主から様々な希望を引き出して聞き取ることが大切です。


2.ドレスのコンセプトを考える

依頼主の要望をもとに、ドレスの色、素材、デザインのコンセプトを考えます。
可憐(かれん)なイメージのふんわりと広がるラインのオーガンジー素材のドレス、スレンダーなラインの総レースのエレガントなドレス、スワロフスキーなどキラキラした素材を散りばめたゴージャスなドレスなど。


3.デザイン案を紙にデッサンする

コンセプトをもとに頭の中に広がるドレスのイメージを紙にデッサンします。
そしていくつかのデザイン画をあげて、依頼主と検討します。
デザイン画を見て依頼主の要望があればさらに調整します。
こうして最終的なデザイン画が決まると、デザインのみを行うデザイナーの仕事はここで終わりです。
デザイン画をパタンナーに渡してイメージの説明などを行います。
パタンナーはデザイン画をもとに型紙を起こす専門職の人です。
(※詳しくは「パタンナー」の記事も参照してください)


4.パターン作成(ドレスの型紙作成)

デザインだけでなくドレスの制作まで行うデザイナーは、自分でパターンを起こします。
ドレスの全体的なシルエットやスカートの広がり、揺れ感などの繊細(せんさい)な表現まで、的確に型紙におこしていきます。


5.仮縫(かりぬ)い・補正

仮縫い用の生地を裁断して、ドレスの仮縫いをします。
仮縫いしたドレスをお客さまに試着していただき、サイズの調整を行います。


6.本縫い

サイズ調整をもとに型紙を修正して、ウェディングドレスの生地を裁断します。
そしていよいよ本縫いです。
裁縫はスタッフが手分けして行う場合もあります。


7.完成

ウェディングドレスが完成して、依頼主に引き渡します。


ウェディングドレスデザイナーのやりがい


ウェディングドレスは人生の特別な1日を彩るドレスです。
制作には時間がかかりますが、自分がデザインしたドレスを着たときの、花嫁の幸せな笑顔こそ、デザイナーにとって大きなやりがいとなります。

ウェディングドレスデザイナーはどんな働き方をするの?

人気が出ると独立して自社ブランドを立ち上げる人もいる


ウェディングドレスデザイナーの就職先は、オーダードレスの専門店、ウェディングドレスを扱うデザイン工房、ウェディングドレスブランドやウェディングドレスを手がけるアパレルブランド、結婚式場などさまざまです。
就職先によって、デザインだけを担当するのか、パターンや裁縫(さいほう)までを行うのかなど仕事内容が変わります。
デザインに人気が出たり、指名で注文を受けたりするようになると、独立して自社ブランドを立ち上げる人もいます。
ドレスのデザインだけでなくブライダル関連の商品開発、プロデュースなど、複数の分野を手がけてステップアップする人もいます。


ウェディングドレスデザイナーの休日


自社ブランドやドレスメーカーなどの会社から依頼を受ける職場では、平日9時から18時など定時で勤務して土日祝日に休むのが一般的です。
一方、オーダードレス専門店や結婚式場、デザイン工房など、一般のお客さまから直接オーダーを受けている職場では、土日祝日を含むシフト制勤務となる可能性が高いです。
一般的に結婚式の多いシーズンは春と秋です。
ドレスデザインはその前の段階に発注されるので、12月から3月、6月から8月が繁忙期といわれ、休みが取りにくくなるようです。

ウェディングドレスデザイナーはどんな人に向いているの?

ウェディングドレスデザイナーになるにはどんな力が必要?どんな人が向いている?


◯ 共感力
ファッションデザイナーの中でも、ウェディングドレスデザイナーは、花嫁を喜ばせたい、花嫁の夢をかなえるドレスをつくりたいという思いが大切です。
花嫁の憧れや要望に共感しながらドレスをつくっていける人が向いています。


◯ 発想力、センス
ウェディングドレスデザイナーとして重要な要素はセンスとアイデアです。
ウェディングドレスの流行を先取るデザインを考えたり、お客さまの想像以上のデザインを生み出したりするためには常にセンスを磨き、発想力を高める努力が必要です。


◯ デザイン力、企画力
頭の中に描いたドレスのイメージを実際の形にするのがウェディングドレスデザイナーの仕事です。
どんなドレスを、どんな素材で、どのようにつくるのかをクリアに表現できるデザイン力・企画力が必要となります。


◯ コミュニケーション力
依頼主の頭で描く理想のイメージをうまくくみ取るためにはコミュニケーション能力も大切です。
的確な質問をしたり、提案をしたりする技術が必要です。
またただ依頼主の要望にこたえるだけでなく、さらにイメージを広げるための提案力も必要です。


◯ 集中力
ウェディングドレスのデザインは、デザインを完成させるまでミリ単位での細かな修正を繰り返すこともあるため、集中力が高く、コツコツと作業できる人が向いていると言えます。

ウェディングドレスデザイナーの将来展望は?

ウェディングドレスデザイナーの将来の展望は?


近年の結婚式は、ホテルや結婚式場、神社で行うものだけでなく、豪華なハウスウェディングや国内のリゾートウェディング、アウトドアウェディングなどスタイルも多種多様です。
さらにコロナ禍でオンラインウェディングや自宅婚なども登場しています。
これからも結婚式の多様化の傾向は進むでしょう。
そのため、花嫁のドレスも、個性的な新しいデザインへのニーズが高く、ほかの人が着ていないドレスが着たいという人も増えています。
ウェディングドレスデザイナーには、そのような多種多様化する新しいスタイルに合わせた、独創性のあるデザインをつくり出していくことが期待されています。

ウェディングドレスデザイナーにはこうすればなれる!

ウェディングドレスデザイナーへの一般ルート


ウェディングドレスデザイナーになるには、専門学校などでデザインや縫製(ほうせい)に関する知識や技術を身につけた後、ウェディングドレスブランドやオーダーメイド専門店、結婚式場などに就職するのが一般的です。


ウェディングドレスデザイナーの学校


ウェディングドレスデザイナーになるためには、まず服飾系専門学校などで服飾デザインや縫製などに関する知識やスキルを身につける必要があります。

学校によっては、「ウェディングドレスコース」「コスチュームデザインコース」「ドレスデザインコース」など、特化したコースもあります。
ウェディングドレスデザイナーをめざすのであればそうした専門学校に進学するのも1つの選択です。

また国際的に活躍するドレスデザイナーをめざすなら、英語力UPも兼ねて海外のファッションスクールの留学を視野に入れてみるのもおすすめです。
(日本にも有名デザイナーを数多く輩出しているすばらしい専門学校があります)


ウェディングドレスデザイナーに役立つ資格


ウェディングドレスデザイナーに必須の国家資格などは特にありませんが、「色彩検定®」や「洋裁技術検定」「ファッションビジネス能力検定」などの資格取得をめざすことでスキルアップに役立つ可能性があります。


◯ 洋裁技術認定
洋服の製作技術および知識を判定する民間の検定試験です。
基礎的な知識と技術が要求される初級から、プロなみの専門的な知識と技術を要する上級まであり、試験方法は筆記試験です。
ファッション業界において汎用性の高い資格ですが、受検資格は、主催者の日本ファッション教育振興協会が認定する学校の学生にのみ与えられます。


◯ ファッションビジネス能力検定
日本ファッション教育振興協会が行う試験です。
1級~3級があります。
ファッションビジネスに関する知識と、ファッションの造型知識が問われる試験です。


◯ パターンメーキング技術検定
パターンメーキングとは、デザイナーが描いたデザイン画から実際に型紙を起こすことです。
パターンメーキング技術検定は、パターンメーキングの知識やスキルを認定する民間の試験で、「日本ファッション教育振興協会」が主催しています。
3級から1級までの3つのレベルがあります。

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