ディスプレイデザイナー

ディスプレイデザイナーの仕事内容は?

ディスプレイデザイナーとは?


ディスプレイデザイナーは店頭や店内、ホテル、イベント会場などの装飾をする職業です。
百貨店のショーウインドー、店内、テーマパーク、マンションのギャラリーなどを飾り、目にした人の心を楽しませてくれます。


ディスプレイデザイナーのやりがい


ディスプレイデザイナーのやりがいは、お店で働く人や通りかかった人たちに、自分のディスプレイを喜んでもらえた時です。
また集客がアップした時にも大きなやりがいを感じます。
ディスプレイには人の心をときめかせる効果があります。
そのためお客さまがワクワクしてなかに入ってきたり、そこで働く人のやる気アップにもつながります。


ディスプレイデザイナーの仕事の流れ


◯ 打ち合わせ
ディスプレイデザイナーは、まずクライアントと打ち合わせを行います。
打ち合わせではディスプレイする場所にはどんな人たちがくるのか(顧客層)、どんなイメージが希望か、どんな効果をねらっているのか、また納期や予算などを確認します。


◯企画書作成&デザインラフスケッチ
打ち合わせの結果をもとに、企画書や予算の見積もりをつくります。
その際、ディスプレイのアイデアを考え、大まかにスケッチしたものも添付します。
(打ち合わせの段階でアイデアをラフに描いて見せて、大体の方向性をその場で決めてしまうこともあります)


◯デザイン画作成
クライアントから企画書と見積もり、デザインのラフスケッチにOKが出たら、今度はデザインのイメージを、図面やグラフィックで描きます。
そしてクライアントにグラフィックイメージを見せながら、プレゼンテーションします。
デザイン画が優れていることも大事ですが、プレゼンテーションでクライアントに納得してもらうことも大事です。
クライアントから修正や希望があれば、調整します。


◯ 材料の買い出し/調達
予算に合わせて材料を調達します。
飾りつけに棚などが必要な時は制作したり発注したりします。


◯ ディスプレイ
店舗やイベント会場でディスプレイを行います。
実際の作業はディスプレイデザイナーとアシスタントスタッフで行います。
工事が必要な大がかりなディスプレイの場合は、図面を見せて施工業者に工事を依頼します。
そして現場で工事の指示を行います。


◯ 完成
完成したらクライアントに見せてチェックを受け、修正や調整すべき点があれば修正して完成させます。
またディスプレイの展示期間が終了したら片づけを行います。

ディスプレイデザイナーはどんな働き方をするの?

ディスプレイデザイナーの就職先は?


ディスプレイデザイナーは主に、広告代理店のディスプレイ部門、ディスプレイ専門会社、百貨店などに就職しています。
就職先によって、ディスプレイデザイナーの手がける領域に違いがあります。
百貨店などに就職してディスプレイデザインをする場合は、自社の店頭や店内のディスプレイを専門に行います。
広告代理店やディスプレイ専門会社では、取引先によって扱う店舗や施設が変わります。
店舗やショッピングモールなどの商業施設だけでなく、水族館や、美術館、博物館などの展示、企業の展示会、マンションのギャラリーなどディスプレイデザイナーの活躍の場は様々です。

ディスプレイデザイナーは、個人のセンスや力量が問われる仕事で、実力のある人は独立して活躍する人も多くいます。

ディスプレイデザイナーはどんな人に向いているの?

ディスプレイデザイナーには優れた美的センスが欠かせない


ディスプレイデザイナーに向いている人、必要なスキルや知識を紹介します。


◯ 美的センス
ディスプレイは、見る人の心をときめかせ、納得させる力があります。
美しくセンスのいいデコレーションをつくり上げるには、デザイナーの優れた美的センスが欠かせません。


◯ マーケティング力
クライアントにとって、ディスプレイデザインの1番の目的は集客です。
ディスプレイデザイナーは、そこにどのような人が来て、どんなデザインコンセプトなら集客ができるのかを考えて、集客に責任を持つ意識が必要です。


◯ 豊富なアイデア/ひらめき力
ディスプレイには、どこかで見たことのあるものではなく、「新しさ」や「驚き」が求められます。
それを表現するためには斬新なアイデアを出す発想力やひらめき力が必要です。


◯ アイデアを形にする力
これは面白い!という斬新なアイデアを思いついても実際に物理的に実現する力も必要です。
どうすればそれができるのか、形にする力も必要です。


◯ プレゼンテーション力
すばらしいデザインのアイデアでも、クライアントが納得しないと仕事になりません。
そのデザインのどこがどう優れて集客につながるのか、感性だけに頼らず、論理的にわかりやすく伝えられる力も必要です。


◯ 図面を読んだり書いたりするスキル
実際の現場では、設計の図面を読み取ってスペースのサイズを知ったり、施工会社に工事を依頼する時に図面をひいたりすることもあります。
図面の知識やスキルがある方が現場でプロとしてスムーズに活躍できます。

ディスプレイデザイナーの将来展望は?

インターネットで買い物をする人が増え、ディスプレイの仕事は少なくなっている


様々な企業にとってディスプレイは販売促進の欠かせない手法です。
店舗やイベント会場、美術館や博物館、展示場など、世の中の人の、美しいディスプレイを求めるニーズも今後なくなることはないでしょう。
ディスプレイデザイナーの活躍の場は今後もあり続けると思われます。
しかし国内ではインターネットで買い物をする人が増え、ファッション業界や百貨店の店舗営業は好調とは言えません。
また環境保護という観点から大規模なディスプレイの仕事は少なくなっており、業界全体としては仕事が減少していくことも予想されます。
しかし海外に目を向けてみれば活躍の場はまだまだ広がっています。
これからディスプレイデザイナーをめざす人は、海外での活躍も1つの選択肢として視野に入れてみましょう。

ディスプレイデザイナーにはこうすればなれる!

ディスプレイデザイナーへの一般ルート


ディスプレイデザイナーになるには美術系の大学や専門学校のデザイン学科で学ぶことが早道です。
美術系の大学や専門学校では、色彩やデッサン、絵画やグラフィックの技術、装飾の素材の知識などが学べます。
中にはディスプレイデザインを専門的に学べる学科やコースのある学校もあるので調べてみましょう。
専門学校や大学のデザイン学科やディスプレイデザイナー学科などでは、デザインだけでなく広告やマーケティングについても学べるところが多いです。
商業的なデザインとそれらの知識は切り離せないものなので、学生のうちに積極的に学んでおきましょう。

卒業後はディスプレイ専門会社や広告代理店などに就職するのが一般的です。
ディスプレイデザイナーは人気職種のため、学生時代からアルバイトやインターンをして、実際の仕事を体験している人も多くいます。


ディスプレイデザイナーに役立つ資格とスキル


ディスプレイデザイナーの採用に関しては、特別な資格は必要とされていません。
持っていると就職やステップアップに役立つ資格を紹介します。


◯「商品装飾展示技能士」
技能検定(国家検定)です。
3級から1級があります。
それぞれ与えられたテーマにそって、魅力的なディスプレイデザインを考え、プレゼンテーションを行う実技試験です。
1級~3級のレベルに合わせてテーマに条件が加えられます。
1級では「1点透視図」などを使ったイメージ画を描くことが必要です。


◯「カラーコーディネーター検定試験®」
カラーコーディネーター検定試験®は、東京商工会議所によって年2回行われています。
色彩の専門的・理論的な内容を含み、工業デザインを手がける人や、ディスプレイデザイナーにおすすめの資格です。
「スタンダードクラス」と「アドバンスクラス」があります。


◯「インテリアコーディネーター」
インテリアコーディネーターは、公益社団法人インテリア産業協会が認定している民間の資格です。
インテリアについての幅広い知識とともに、お客さまの求める部屋の憧れのイメージに合わせてインテリアを選んで内装の提案をする力を認定します。
1次、2次試験があり、1次試験はマーク式、2次試験では図面作成の実技試験があります。
ディスプレイデザインをするうえでインテリアのコーディネートの豊かな知識が役立ちます。


◯「空間ディスプレイデザイナー資格認定試験」
空間ディスプレイデザイン資格認定試験は、日本デザインプランナー協会の認定する民間資格です。
試験は2級と1級があります。
2級では陳列や色彩に関する知識と、ショップのコンセプトに沿ったデザインやプロモーションの技術が問われます。
1級ではそれに加えて3DCGを駆使して空間を表現する技能が問われます。

またアドビ社の「Illustrator®」と「Photoshop®」などグラフィックソフトを扱うスキルは、美術系、デザイン系の専門学校や大学の授業で習得できます。
しかしたくさんの機能があるので実践の仕事で使いこなせるようにマスターしておきましょう。
また今後は3DCGを使ってデザインをする現場も増えそうです。
授業で習う場合はもちろん授業になくても、3DCGのスキルを習得しておけば活躍の場を広げられる可能性が高いです。

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