建築模型士

建築模型士の仕事内容は?

住宅や施設などを建てる際に、家や施設のミニチュア模型をつくる


建築模型士の仕事は、住宅や施設などを建てる際に、家や施設のミニチュア模型をつくることです。
ミニチュア模型があることで、図面で見るよりも、建物として立体的にイメージしやすくなります。
設計士にとってミニチュア模型は重要な道具で、採光や動線などを綿密にシミュレーションするのに役立ちます。
一般の人にとっても、設計士に要望や疑問などをスムーズに伝えることができます。
建築模型士がつくる模型は、実物の建築物の1/50スケールや、1/100スケールのミニチュア模型です。
建築の模型は模型をつくる目的によって「プレゼンテーション模型」「スタディ模型」の2つに分かれます。


◯ プレゼンテーション模型
設計士が顧客(施主)に説明して見せるためにつくります。
外観まで含めた緻密なものになることが多いです。


◯ スタディ模型
設計士が設計する途中で、実際の空間を検証するためにつくる簡易的なものです。

建築模型士はどんな働き方をするの?

建築模型士は就職して働く人と、副業として働く人の2パターン


建築模型士は設計事務所やハウスメーカー、工務店、住宅販売会社などに就職して働いている人と、在宅ワークで副業として建築模型の仕事を請け負っている人がいます。
またアルバイトで建築模型士をする人もいます。

設計事務所やハウスメーカー、工務店、住宅販売会社などに就職する場合、建築模型士専任で募集をしているところはなく、営業、広報・秘書、建築・設計の仕事をしながら模型づくりを行います。
巨大なジオラマのような建築模型を、チームで製作することもあります。
ただそこで実績と人脈をつくって建築模型専門として独立する道もあります。

会社に勤めず、個人で仕事を受注する場合は、通信教育で建築模型づくりのスキルを学び、副業として仕事を始める人が多いようです。
1件あたりいくらというふうに料金が決められており、製作スピードがあって実績の多い人ほど稼げる仕組みです。

建築模型士はどんな人に向いているの?

建築模型士とはどんな人が向いている?


◯ 図面を読む知識
建築模型士には、設計担当の人が書いた図面を理解することが必要です。
建築の基礎知識を持ち、図面・設計図を読めることが必要です。
大学や専門学校などで学ぶ建築の知識は、高品質の模型を作成するのに役立ちます。


◯ 手先が器用で細かいものをつくるのが好き
細かいパーツをつくる作業が多いので手先の器用な人で細かい作業を黙々と続けるのが好きな人に向いています。
緻密なプラモデルなどをコツコツ仕上げるのが好きな人には楽しくできるでしょう。

建築模型士の将来展望は?

建築模型士の将来展望 3DCGと3Dプリンターが広がり、手づくりの模型のニーズが減少


今のところ「建築模型士」を専門とする企業の求人は多くありません。
それでも「スタディ模型」のような簡易的な模型へのニーズは少なからずあり、アルバイトや在宅ワークのような形であれば今後も仕事がありそうです。
また、企業で設計や営業などほかの職種の仕事をしながら建築模型の仕事をしていくことで、将来的に独立したり、副業にできたりする可能性があります。
ただ将来は、建築業界でも3DCGと3Dプリンターによる模型づくりが急速に広がり、手づくりの模型のニーズが減少する可能性も考えられるでしょう。

建築模型士にはこうすればなれる!

副業や在宅ワーカーとしての建築模型士になる方法


副業や在宅ワークとして「建築模型士」になる方法は、通信教育で「建築模型士」に必要な知識・技術を学んだ後、派遣会社に登録したり、設計事務所などから在宅の仕事を獲得したりする道があります。
通信教育を行う会社では、在宅ワーク獲得のサポートを受けられる場合もあります。


企業で建築士や営業職として働きながら建築模型をつくる方法


ハウスメーカーや設計事務所では「建築模型士」という職種はありません。
模型づくりを専門にしたい場合は、いったんハウスメーカーや設計事務所に「建築士」「営業」などの職種で就職して、その後独立して建築模型の仕事を専門で請け負うという方法があります。
ハウスメーカーや設計事務所に就職するには、高校では理系の科目を選択して、大学や専門学校の建築学科やコースで専門知識を学ぶことが必要です。
大学や専門学校の建築学科では実習で模型を作成しますし、図面作成に必要な「CAD」を使いこなす技術も学べます。
CADの技術があればスムーズに高度な建築模型づくりができます。


副業として建築模型士をめざす人に人気の資格・通信講座とは?


建築模型士として働くために必須の資格はありません。
ただし取得すると建築模型作成の知識と技術が身につくものがあるので紹介します。


◯ 「建築模型士(プライマリー級位)」
「がくぶん」の通信講座「建築模型製作講座」で6か月程度学び、課題提出するともらえる資格です。
通信講座では、建築模型製作に必要な図面の読み方から模型のつくり方まで覚えられます。


◯ 「実践建築模型」
日本デザインプランナー協会認定資格です。
図面をわかりやすく伝えるための建築模型の知識・製作技術・技能を持っていることを認定する資格です。
1級は実践の場で通用する技術を測るものです。
2級は模型を制作できる知識と技能を持っていることを認定します。

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