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【京都府】2021年度公立高校入試で出題範囲削減 影響と対策は?

京都府教育委員会は、2021(令和3)年度入試で実施されるすべての学力検査において、学習内容の一部を出題範囲から除くことを発表しました。

【京都府】2021年度公立高校入試で出題範囲削減 影響と対策は?

【配慮内容】中3で学習する内容の一部が出題範囲から除外に

京都府教育委員会は、すべての教科において学力検査の出題範囲から学習内容の一部を除くと発表しています。

京都府 学力検査において出題範囲から除外する内容
教科 除外される内容
国語 中学3年生で学習する内容のうち
▽「書写に関する事項」
社会 公民的分野のうち
▽「私たちと国際社会の諸課題」
数学 中学3年生で学習する内容のうち
▽三平方の定理
▽標本調査
理科 第1分野のうち
▽「科学技術と人間」
第2分野のうち
▽「自然と人間」
英語 ▽設問において関係代名詞に関することは問わない。
(本文の読み取りやリスニングの聞き取りなど、検査問題中で関係代名詞が使用されることはある。)

【影響】受験生にとって特に影響が大きいのは数学

すべての教科に除外される内容がありますが、出題内容に影響が出てくるのはおもに数学です。

数学
除外される内容のうち、標本調査はもともと入試で出題されても小問なので、受験生への影響は限定的です。一方、三平方の定理のほうは、三平方の定理を使用する問題が出題できないため、図形分野特に空間図形の出題には影響があるものと思われます。ただし、図形分野は中1で学習する平面図形・空間図形から、中2で学習する合同と証明や三角形・四角形、そして中3で学習する相似な図形や円などと幅が広いため、三平方の定理が除外されたとしても、さまざまな内容の出題が考えられます。

国語
一部の内容が除外されますが、さまざまな文章の読解・記述などは例年通りの出題と思われます。

社会・理科
社会・理科は中1~中3で学習するさまざまな内容から出題されています。除外されるのは一部の内容なので、それほど大きな影響はないと思われます。

英語
関係代名詞に関する出題はされませんが、長文読解問題やリスニング問題において、本文中に使用されることはありますし、出題方針などに変更はないため、例年からの大きな変化はないでしょう。

【対策】過去問に取り組むときの注意点は?

各教科ごとに注意点を解説しています。確認して、過去問に取り組みましょう。

○国語
すべての問題に取り組んでください。

○数学
併願で受験する私立高校では出題される可能性があるため、除外される学習内容まで学習した上ですべての問題に取り組むのが望ましいですが、時間がない場合には削除される内容の問題を後回しにしても構いません。

○社会・理科
除外されることが明らかな内容であれば、取り組みの優先順位を下げても構いません。

○英語
すべての問題に取り組んでください。

入試問題は複数単元にまたがって出題している問題も多く、削除される内容かどうかの判断に迷うこともあると思います。厳密にやりすぎると学習の効率が下がる場合もあり、全問解いてしまったほうが早い場合もあります。
入試の出題範囲から除外されても、学習指導要領で定められている内容は中学校で学習することに変わりはありません。授業で学習した場合は定期テストで出題される可能性もあるので注意が必要です。また、私立高校では例年通り出題される可能性もあります。
出題範囲から除外される内容も、今後の学習のための大切な内容です。高校入学前にしっかりと身につけておく必要があります。

この記事を書いた人

京都府入試分析担当

京都府入試分析担当

進研ゼミ『中学講座』

京都府の高校入試分析を担当しています。進研ゼミのサービスをフル活用して志望校に合格できるよう、受験生と保護者に役立つ情報を提供していきます。

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