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高校入試:納得のいく私立併願校の決め方

第一志望の高校に合格できなかった場合の進学先確保のために受験する高校を「併願校(へいがんこう)」と呼びます。高校入試において、併願校選びは、受験成功の大事なポイントです。納得のいく併願校を押さえておくことで、第一志望校に向かって全力で頑張ることができます。先輩保護者たちがどうやって決めたのか、リアルな体験談から、併願校選びで押さえておきたいポイントをご紹介します。

高校入試:納得のいく私立併願校の決め方

併願校を選んだ決め手は?

納得のいく併願校を選ぶには、どのような観点で選んだらよいか、ご家庭の方針はそれぞれ異なると思いますが、多くの受験生が以下のような観点で併願校を選んでいます。

合格した先輩に聞いた!併願校を決めたいちばんの決め手は?

成績はじめ、やりたいことが可能かなどで決定!

併願校の選択を、ぎりぎりまで悩みました。成績はもちろんですが、その学校でやりたい事、通学のしやすさなどで悩みました。
結局、本人がその学校で何を学びたいか、やりたい事が可能な高校を選びました。あと、子どもの入りたい部活があるかないかも、選択肢に入れました。
(愛知県・保護者)

同じ高校でもコースなどでレベルが違うので、しっかり確認

公立は決めていたのですが、併願校で悩みました。私立高校はコース、クラス分け、中高一貫クラスなど同じ高校でもレベルが大きく違い、目指せる大学も変わってくるからです。
12月になって併願校を変更しました。すでに、ほぼ学校説明会は終わっていたので焦りました。レベルを下げての受験だったので特待で合格。公立不合格となったのでこの併願校に行くことに。入った後に伸ばしてくれる学校で評判もよく、結果としてよかったかと思っています。
(福岡県・保護者)

また、保護者ならではの視点で、学費や奨学金の有無、内申点などの出願の条件についてもチェックしておくことが大事です。
第一志望に合格できなかった場合でも、お子さまが充実した高校生活を送り、「ここでよかった」と思える高校を探しておきましょう。

併願校も実際に学校説明会などに参加して決める!

「併願校を選ぶときにいちばん参考にした情報」として、全体の47%の先輩が「学校説明会」や「高校見学」をあげています。

合格した先輩に聞いた!併願校を選ぶときにいちばん参考にした情報は?

併願校も実際に学校説明会などに参加し、お子さまの直観や気持ちと相談しつつ、併願校ならではの条件を満たしているかもしっかりとチェックして、併願校を決めていたようです。

納得できるまで説明会や高校見学にも出かけて決めた

併願校として、いろいろなところの説明会に行きましたが、子どもの性格と学校の勉強カリキュラムが合うところがなかなかなくて悩みました。実際高校見学に行って、通っている生徒さんの様子をみて、決めました。
あとは、学校の成績で併願の特待生になれる学校、なることができない学校があり、できれば特待生として受験したかったので、その点も考慮。最終的には、特待生の学校で、子どもの性格にも合っている特進クラスのある学校にしました。
(静岡県・保護者)

オンラインでの高校説明会や高校見学も活用を

コロナ禍に急増したオンラインでの学校説明会や高校見学ですが、今年もオンライン開催の日を設けたり、会場とオンラインを同時開催する高校がありますので、興味のある高校はぜひ参加してみましょう。
学校説明会や高校見学への参加機会を逃してしまった場合でも、学校紹介動画などで情報を収集するようにしましょう。

併願校の候補はどうやって見つける?

進研ゼミ中学講座<高校入試情報サイト>では、先輩が受験した併願校を高校ごとに調べることができます。「あの高校を受験した先輩は、どこを併願校にしていたか」を調べてみてください。

「併願校」で検索

また、私立高校の見学会・オープンスクール・体験入学や、説明会、学園祭・文化祭の予定を一覧表で確認することができます。

「高校見学・説明会日程(私立)」で検索

<保護者向け 個別相談ダイヤル>をご活用ください

併願校を選ぶ際の不安や疑問は、<保護者向け 個別相談ダイヤル>「高校受験の対策・進路について」へご相談ください。
豊富なデータをもとに、専門のアドバイザーが第一志望から併願校まで志望校決定のアドバイスをさせていただきます。

大学進学率などを参考に、併願校候補を絞り込むことができた!

第一希望の公立高校が努力圏だったので、併願校は万が一通うことになっても本人が納得できるところを探していました。<保護者向け 個別相談ダイヤル>で自宅から通える範囲で、大学進学率などを参考に相談に乗っていただき、併願校候補を絞り込むことができました。あとは本人と文化祭や説明会に参加して、気に入った高校に決めました。併願校なので、書類選考の入試だと公立受験に集中できるところも精神的に楽でした。
(神奈川県・保護者)

この記事を書いた人

高校入試情報担当

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進研ゼミ『中学講座』

高校入試を取り巻くさまざまな情報、役立つ情報を「プロの視点」から発信していきます。

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