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【東京都】平成30年度都立高校入試で倍率が高かった高校の特徴は?

平成30年度都立高校入試は、全体受検倍率(全日制)が、推薦選抜2.78倍(前年度は3.00倍)、一般選抜1.36倍(前年度は1.43倍)と、ここ10年で最も低い倍率となりました。
そのような中でも、高校別に倍率を見ていくと、倍率が上がっている高校もあります。全体倍率はなぜ下がったのか、どのような高校の倍率が上がったのか、詳しくみていきましょう。

【東京都】平成30年度都立高校入試で倍率が高かった高校の特徴は?

全体倍率はここ10年で最も低い結果に

下記の表は、平成21年度から平成30年度までの受検倍率の推移です。平成30年度入試の全体倍率は推薦選抜が2.78倍、一般選抜が1.36倍とここ10年で最も低い倍率になりました。

倍率が低かった理由の1つとしてあげられるのは、平成29年度から始まった東京都の授業料軽減助成金(※)による影響です。

これにより、私立高校進学の金額的負担が軽減され、最初から私立高校を推薦入試などで受験し進学を決める人が増え、都立高校志望者が減少したと考えられます。ただし、高校別に倍率を見ていくと、倍率が高いままの高校、上がっている高校もあります。

倍率が高いままの高校、上がっている高校はどのような高校なのか、次から見ていきましょう。

※東京都の授業料軽減助成金というのは、年収目安が約760万円未満の世帯を対象に、国の就学支援金との合算で、都内の私立高校の年間平均授業料44万2000円を上限に私立高校の授業料を助成するというものです。

詳しくは以下の「高校受験ニュース」でご確認ください。

▼私立高校を考えている人は必見! 東京都の授業料軽減助成金(2017.07.20)

大学進学実績が好調な高校や、英語教育などに力を入れている高校の倍率が高い傾向に

下記の表は、平成30年度の都立高校の一般選抜で受検倍率が高かった高校・学科です。

戸山高校、新宿高校、北園高校などの、進学指導重点校や進学指導特別推進校、進学指導推進校の指定校をはじめとして、大学進学に力を入れている高校が高倍率となっています。とくに、国公立クラスの設置をし、国公立大学への進学実績が延びている文京高校や、近年大学進学指導に一層の力を入れている広尾高校などは、倍率が高くなっています。このように大学進学実績が好調な高校は近年倍率が高いまま推移しており、この傾向は今後も続くと予想されます。

また、国際教育に力を注ぐ高校の倍率も高くなっています。例えば、国際高校。国際学科の一般選抜では、2.59倍(前年度は2.29倍)もの高い倍率になっています。さらに、国際理解教育に力を入れている北園高校や三田高校や、学校をあげて英検2級取得に力を入れている目黒高校などが高倍率となりました。近年のグローバル化の影響を受けて、国際教育に力を入れている高校の人気が高まっているためです。

平成30年度都立高校の一般選抜で受検倍率が高かった高校・学科
全日制普通科(男子)全日制普通科(女子)
高校名 受検倍率 高校名 受検倍率
北園 2.08 広尾 2.27
足立東 2.02 北園 2.26
戸山 2.01 三田 2.15
秋留台 1.96 足立東 2.13
三田 1.92 文京 2.04
広尾 1.88 東村山 2.03
豊多摩 1.86 目黒 1.98
日比谷 1.80 向丘 1.97
立川 1.78 雪谷 1.97
青山 1.76 鷺宮 1.96

全日制普通(コース・単位制)・専門・総合学科
高校名(学科・コース) 受検倍率
総合芸術(舞台表現) 2.64
国際(国際) 2.59
園芸(動物) 2.40
新宿(普通) 2.06
総合芸術(美術) 2.04
工芸(デザイン) 1.88
農業(食物) 1.88
瑞穂農芸(畜産科学) 1.88
駒場(保健体育) 1.79
練馬工業(キャリア技術) 1.70

※平成30年度入試の全日制高校入試で受検倍率が高かった高校を掲載しています。
※東京都教育委員会発表資料をもとに作成しています。

学校見学会などのイベントを活用して早めに情報収集を

都立高校では、東京都教育委員会の進学指導、国際教育、理数教育の指定校や、文部科学省によるSSH(スーパーサイエンスハイスクール)・SGH(スーパーグローバルハイスクール)の指定、各高校・学科でのさまざまな取り組みが行われています。気になる高校がどのような取り組みを行っているのか、学校見学などのイベントを活用して情報収集を行いましょう。

また、部活動体験や公開授業、グループ問題作成校等で行われる入試問題解説会など、学校生活や入試対策が体感できるイベントも行われています。

例年5月下旬に、東京都教育委員会から「授業公開・学校説明会等日程一覧」が発表されます。気になる高校の日程を確認し、ぜひ積極的に参加しましょう。

(執筆:「進研ゼミ」高校受験総合情報センター)

進研ゼミ 高校受験総合情報センター

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