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【埼玉県】平成31年度公立高校入試で倍率が高かった高校の特徴は?

平成31年度の公立高校入試(全日制)の実質倍率(実受検者数÷入学許可候補者数)は、普通科全体で1.20倍と、前年度(1.21倍)並みでした。ただし、1.5倍(3人に1人以上が不合格)を超えるような高倍率の高校・学科・コースが、17学科・コースありました。

【埼玉県】平成31年度公立高校入試で倍率が高かった高校の特徴は?

高倍率になりやすい4大要因とは

埼玉県全体の倍率は、その年度の卒業予定者数に合わせて募集人員を調整するため、大きく変わることはありません。一方、高校別の倍率は毎年のように変わりますが、単に「人気の高さ」や「難易度」を表しているわけではありません。例えば、受検者数が変わらなくても、募集人員が減れば倍率は上がります。また受検者数が増えても学力の高い受検者ばかりが増えるとは限らないからです。

そこで、高倍率になりやすい4大要因を見ていきましょう。倍率が変動しやすい要因を把握しておくと、出願に向けてどのような情報を押さえておけばよいのかもわかります。

(1)募集人員が減る

普通科では、浦和(市立)高校が2年ぶりに最高倍率となりました。実は、受検者数は30人減ったのですが、募集人員が40人も減ったために、受検倍率が1.67倍→1.82倍に上がったのです。

同様に、普通科の高倍率20校のうち、募集人員が40人減った川越女子、蕨、越谷南、川越(県立)でも前年度より倍率が上がっています。このように募集人員の増減は、倍率への影響が大きいので、例年6月に教育委員会から発表される「募集人員」には、とくに注意しておきましょう。

平成31年度 埼玉県公立高校(普通科)の高倍率20校
学校名 募集人員 実受検者数 入学許可候補者数 倍率
浦和(市立) 240(▼40) 448(478) 246 1.82(1.67)
★浦和西 360 591(573) 368 1.61(1.57)
川口市立 320 495(507) 327 1.51(1.58)
所沢北 320 481(495) 326 1.48(1.54)
★川越女子 360(▼40) 535(548) 364 1.469(1.37)
★蕨 320(▼40) 473(413) 322 1.468(1.16)
所沢 360 527(536) 362 1.455(1.48)
越ヶ谷 320 472(545) 325 1.452(1.68)
越谷南 320(▼40) 463(408) 322 1.44(1.13)
川越南 360 514(537) 362 1.42(1.48)
★浦和(県立) 360 509(502) 363 1.4(1.38)
浦和北 320 452(358) 323 1.399(1.11)
上尾 240 341(284) 246 1.386(1.16)
与野 360 494(478) 363 1.36(1.32)
★川越(県立) 360(▼40) 499(507) 367 1.359(1.27)
深谷第一 280 389(342) 288 1.35(1.19)
浦和南 320 437(395) 324 1.348(1.22)
★大宮 320 438(473) 325 1.347(1.45)
川越(市立) 140 193(182) 144 1.34(1.26)
★春日部 360 478(491) 362 1.32(1.35)

(2)大学合格実績が好調

普通科で次に高倍率だったのは、1.57倍→1.61倍に上がった浦和西高校でした。浦和西は、国公立大の現役合格者数が、H29年度44名→H30年度70名と急増したことが受検者数の増加につながっていると考えられます。

そのほかにも、大学合格実績の高い「骨太のリーダーを育成する高校生のための埼玉版リベラルアーツ事業」に指定されている12校のうち、7校が普通科の高倍率20校に入っています。このように大学合格の実績も倍率に影響するので、各高校のWebサイトで4~5月頃に発表される「大学合格者数」をチェックしましょう。

進研ゼミの<高校入試情報サイト>でも、主要大学の合格実績を一覧表にまとめています。

(3)新設学科や新校舎ができた

普通科で3番目に高倍率だったのは、1.51倍の川口市立高校でした。同校は、平成30年度入試から再編統合され、校舎も新しくなりました。普通科の中に難関大進学を目指す「特別進学クラス」を設けるなど、注目度が高い高校です。前年度より若干、受検者数は減りましたが、しばらくは人気が続くでしょう。

このほか埼玉県では、今のところ新設学科や再編統合の予定はありませんが、生徒数の減少に伴い、再編統合の動きは進むと考えられます。教育委員会の発表には注目しておきましょう。

<高校入試情報サイト>内の「高校受験ニュース」でも、教育委員会から発表されるニュースは随時お知らせしていきます。

(4)前年度の倍率が下がった

そのほか、1.59倍→1.16倍→1.47倍となった蕨高校のように、前年度の倍率が、前々年度から大きく下がった場合も、高倍率に戻りやすい傾向があります。

また、倍率が2倍を超えた大宮・理数、大宮北・理数、川口市立・理数、松山・理数(いずれも募集人員が40名)のように、そもそも募集人員が少ない場合も、倍率は高くなりやすいです。

すべての高校・学科・コースの倍率は、教育委員会のWebサイトに掲載されていますので、志望校の倍率は、複数年分を確認してみましょう。

進研ゼミ 高校受験総合情報センター

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