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【埼玉県】平成30年度公立高校入試で、倍率が高かった高校の特徴は?

平成30年度の公立高校入試(全日制)の実質倍率(実受検者数÷入学許可候補者数)は、普通科全体で1.21倍と、前年度と同倍率でした。ただし、1.5倍(3人に1人以上が不合格)を超える高校も、普通科だけで8校ありました。詳しく見ていきましょう。

【埼玉県】平成30年度公立高校入試で、倍率が高かった高校の特徴は?

再編統合の川口市立や、高倍率常連校が高倍率に

新設の川口市立高校は最高倍率に!

ここ数年、普通科での最高倍率は浦和(市立)高校でしたが、平成30年度入試は再編統合された川口市立高校の普通科・文理スポーツコースが2倍を超え、最高倍率になりました。募集人員が120人と少ないことも一因ですが、部活動に全力で取り組みながら、進路目標に応じた授業選択や土曜日授業などで、大学進学のための学力向上が可能というコースの魅力が受け入れられたようです。同校の普通科(募集人員320人)も1.58倍(5番目)、理数科(募集人員40人)では2.28倍(=専門学科の最高倍率)となり、設備の充実したモダンな新校舎や、入学金無料(※)という施策も相まって、注目度の高さをうかがわせます。

※川口市内生は無償(昨年度まで5,650円)、市外生は県立高校と同額の5,650円(昨年度まで73,000円)

越ヶ谷高校は反動で高倍率に!

普通科高倍率2番目は越ヶ谷高校で、H27年度1.56倍→H28年度1.40倍→H29年度1.39倍→H30年度1.68倍となりました。H28年度入試は前年度入試の高倍率の反動で下がり、H29年度入試は「学校選択問題」の実施で出願に慎重になったことから低倍率が続きました。H30年度入試は「学校選択問題」実施も2年目になり、対策も立てやすくなったことから、志願者が戻ってきたと考えられます。

10・12月の「進路希望調査」も参考に!

毎年高倍率の浦和(市立)高校は、H30年度入試で募集人員が40名増えたにもかかわらず、H29年度入試で受検者が68人減った反動で、H30年度入試は75名も増えたため、倍率も1.64倍→1.67倍とやや上がりました。
実際の入試で高倍率となった高校は、10月と12月に実施される「進路希望状況調査」でも高倍率の兆候が表れることが多いです。例年、「進路希望状況調査」の結果は、10月と1月に発表されるので、参考にしましょう。

実質倍率が高かった普通科

学校名学科・コース実受検者数入学許可候補者数実質倍率
川口市立 文理スポーツコース 259 121 2.14
越ヶ谷 普通科 545 325 1.68
浦和(市立) 普通科 478 287 1.67
南稜 普通科 512 322 1.59
川口市立 普通科 507 320 1.58
浦和西 普通科 573 364 1.57
所沢北 普通科 495 322 1.54
鳩ヶ谷 普通科 242 160 1.51
川越南 普通科 537 362 1.48
所沢 普通科 536 363 1.48
大宮 普通科 473 327 1.45

※埼玉県教育委員会発表資料より作成
※川口市立は、普通科の中に文理スポーツコースを設け、普通科(320名)とは別枠で120名を募集

実質倍率が高かった専門学科

学 校 名学科・コース実受検者数入学許可候補者数実質倍率
川口市立 理数科 91 40 2.28
大宮 理数科 88 42 2.10
松山 理数科 82 41 2.00
春日部女子 外国語科 72 41 1.76
大宮北 理数科 72 41 1.76
所沢北 理数科 66 40 1.65
不動岡 外国語科 62 40 1.55
和光国際 外国語科 126 82 1.54
南稜 外国語科 60 41 1.46
外国語科 58 40 1.45

※埼玉県教育委員会発表資料より作成

募集人員の増減、学校選択問題実施校など、早めに情報収集を

6月公表の募集人員の増減に注目!

埼玉県では毎年、募集人員の増減が40人(1クラス)単位で実施されていますが、倍率の高い難関校も例外ではありません。志願者数は変わらなくても、募集人員が減れば、倍率は上がるため、高倍率校はとくに要注意です。

たとえば平成30年度入試で募集人員を40人減らした大宮高校・普通科では、実受検者数が497人→473人と24人減ったにもかかわらず、倍率は1.34倍→1.45倍に上がりました。平成30年度入試では、卒業予定者数が1,200人程度減ることもあって、募集人員を40人ずつ減らした高校が8校→20校に増えています(逆に募集人員を増やしたのは7校)。次年度入試の募集人員は、6月頃に発表予定なので、必ずチェックしましょう。

「学校選択問題」実施校にも注目!

また、難度の高い「学校選択問題」実施校(平成30年度入試では20校)に変更がある場合は、志願者動向に影響する可能性があります。とくに、「学校選択問題」実施校が、難度の易しい「学力検査問題」に変更した場合は、志願者が集まることも考えられます。平成31年度入試での実施校は、6月頃には発表される予定なので、確認しましょう。

倍率に影響されない実力養成を!

これらの情報は埼玉県教育委員会から発表され次第、この「埼玉県 受験ニュース」でもお知らせします。こまめにチェックしてみてください。
とはいえ、倍率が上がっても、志望校を変えなくて済むだけの実力を付けておくことが大切です。「学校選択問題」実施校の受験戦略は、7/29開催の進研ゼミ「難関公立高校 入試説明会」で詳しく解説します。5月8日11時より、受付を開始。入場無料ですが、事前のお申し込みが必要なので、対象校を受験予定の中2・中3のご家庭は、ぜひお申し込みください。

(執筆:「進研ゼミ」高校受験総合情報センター)

進研ゼミ 高校受験総合情報センター

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